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2014年キューティー映画総括

2014年キューティー映画総括
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2014年、cue10選キューティー映画(順不同)

今年公開されたキューティー映画から順不同で10作品+α選びました。
順位は付けられませんし、ここに書かれている作品以外にも多くの素晴らしいキューティー映画が公開されました。
ただ、今年のイチオシは『マダム・イン・ニューヨーク』です。

去年の10選の番外編に書いた『The Heat』が『デンジャラス・バディ』という邦題で、『総舗師 – メインシェフへの道』が『祝宴!シェフ』という邦題で公開されたのもうれしい出来事でした。2作品は今回の10選から外してあります。

ソウルガールズ

オーストリア映画で、本国でも高い評価を得たキューティー映画です。この映画は音楽もいいのですが、先住民のアボリジニ、60年代に実際にオーストラリアで行われていた白人化政策など、この映画を見ねければ一生知らなかったであろう歴史的事実を知ることが出来たのがよかったです。キューティー映画は色々な国の色々なことを教えてくれます。

ウォルト・ディズニーの約束

この作品についてはレビューで書きましたが、『メリー・ポピンズ』制作秘話、ディズニー讃歌に終わらない1人の女性の物語としての構成が素晴らしかったです。
単なる映画『メリー・ポピンズ』制作秘話じゃない『ウォルト・ディズニーの約束』

おとなの恋には嘘がある

日本ではいち早くこの作品については伝えていました。役者たちのアンサンブル、会話の芝居が本当に素晴らしい映画でした。

マダム・イン・ニューヨーク

ほぼ完璧なキューティー映画でした。多少上映時間が長いように思えますが、その分キャラクターの心情や状況を丁寧に描いていて、結果として必要な時間になったと思います。とにかく登場人物全員への暖かい視点が素晴らしい映画でした。

シャドウハンター

映画の内容というより国内の宣伝に対して。日本ではそれほど著名ではないファンタジー系YA小説原作映画、大手配給会社による公開ではなかったのに、様々なアイディアのキャンペーン、有名漫画家とのコラボ、日本版オリジナルソングなど実に多彩な宣伝展開がなされました。素晴らしかったです。

ママはレスリング・クイーン

フランスのキューティー映画です。罪を犯し服役していたため息子に尊敬されなくなっていたシングルマザーが、息子の好きなプロレスで信頼回復を図ろうとする、という動機がメチャクチャな割にはとても面白く見事な展開のキューティー映画でした。
フランス映画なのにアメリカ文化が多く取り入れられているのも、最近のフランス産キューティー映画の特徴です。

フランシス・ハ

去年の10選にもグレタ・ガーウィグ主演『29歳からの恋とセックス』を選びましたが、やはりこの女優さんの出演するキューティー映画は外せません。小粋なラストを含めて、その脱力・ダメっぷりが実に今のキューティー映画だと思います。

私にだってなれる! 夢のナレーター単願希望

レイク・ベル初監督・脚本作品です。男性中心の映画予告編のナレーター界を描いたキューティー映画で、その展開が実に王道で良かったです。キャメロン・ディアスなどゲストも豪華。なぜ映画館でかからなかったのか、不思議な作品です。

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~

『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』の脚本、『ラブ・アクチュアリー』の監督、リチャード・カーティスが、監督作としては最後と自ら宣言した作品です。
映画は藤子不二雄マンガのような、ドラマを展開する上で大事な「ちょっとした嘘=SF=タイムトラベル」という設定が綺麗に消化されていて、どのカットもどの台詞もどのキャラクターも実に丁寧に撮られていました。

番外編

以下の作品は映画祭で上映されたもので、一般公開はされていません。

間奏曲はパリで

フランス映画祭にて。大傑作です。今年のフランス映画祭ではダントツでした。
マルク・フィトゥシ監督へのインタビューも行いました。この監督は要注目です。
『間奏曲はパリで』マルク・フィトゥシ監督インタビュー
2015年4月4日(土)より公開が決定しました!恵比寿ガーデンシネマ復活の第1作目は本作です。

1001グラム

東京国際映画祭にて。静かでマニアックな世界を描いた作品と思われがちですが、まっとうなキューティー映画です。
ぜひ多くの人に見てもらいたい作品です。こちらは2015年秋に日本での公開が予定されています。
ベント・ハーメル監督と主演のアーネ・ダール・トルプにインタビューをしています。
作品レビュー
『1001グラム』ベント・ハーメル監督&アーネ・ダール・トルプ インタビュー

太陽を失って

東京国際映画祭にて。インドネシアの大都市ジャカルタを舞台にして3者3様の女性たちを描いた映画です。この映画で描かれる人物像はどれも日本でも共感する人は多いと思うので、ぜひ公開してもらいたい作品です。
ラッキー・クスワンディ監督にインタビューをしています。
作品レビュー
『太陽を失って』ラッキー・クスワンディ監督インタビュー

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