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『マダム・イン・ニューヨーク』シュリデヴィ インタビュー

『マダム・イン・ニューヨーク』シュリデヴィ インタビュー

英語の話せないインド人の主婦が、1人NYで英語を話せるようになろうと奮闘し、英会話教室で出会う様々な国や立場の人たちと交流することで自分自身を開花させていく『マダム・イン・ニューヨーク』
「インド映画」というジャンルではなく、普通のキューティー映画として観てほしい、今年前半cueが絶対の自信をもってオススメする作品です。
そのヒロインの主婦”シャシ”を演じたインド映画界きっての大女優、シュリデヴィさんが来日したのでインタビューをすることに。


その日は取材日で朝から彼女は様々な取材を受けていたのですが、取材ごとに衣装のサリーを着替えるサービスぶり。
cueの番になり、衣装替えをして現れたシュリデヴィさんは、まるでこれからヴォーグの撮影をするかのようなゴージャス&エレガント!な装いで登場。しかし顔がほんと小さい…目が大きい…
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映画では親近感あふれる普通の主婦を可愛らしく演じてましたが、ここにいるシュリデヴィさんは正真正銘の大スターでした。
ちなみにインタビューでは、シュリデヴィさんはずっと英語を話されていました。

シュリデヴィ

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本名シュリデヴィ・カプール。1963年8月13日生まれ。ボリウッド映画界伝説の大女優。4歳の時に子役でデビュー。演技のみならずそのダンスは人々を魅了しあらゆるジャンルの映画に出演。ボリウッド映画史に「最も美しく活躍をした女優」としてその名を刻んだ。またボリウッドでのアイドルのさきがけでもあった彼女の人気・演技力はインド国内外でも広く認められ、トップ女優ベスト5に常にランクインするまでとなる。
1997年に、映画プロデューサーであるボニー・カプールの第二夫人となり、女優業は休業する。2人の子供を授かり、よき母、よき妻として過ごしていた。
『マダム・イン・ニューヨーク』は、そんな彼女の15年ぶりの復帰作となる。
インド圏最大のテレビ局「CNN-IBN」が 2012年に実施した“インド映画史100周年国民投票”で女優部門の“ベスト1”を獲得。更に2013年、パドマシュリ賞受賞。受賞者は国から 4番目に高い地位を授けられる名誉ある賞である。

映画の中でヒロインのシャシが英語がわからないため、アメリカの空港の税関のやりとりやコーヒーショップでの注文などで、英語のやりとりに怯え、戸惑うシーンが出てきます。
凄く共感したのですが(笑)、シュリデヴィさんは英語はどうやって話せるようになったのですか?

私も映画と同じような経験していますよ(笑)
私は子役からやってきましたから、学校にまともに行っていないんです。ティーンエイジャーでボリウッド(映画業界)に入ったので英語が話せませんでした。

でも今は英語が凄くお上手ですね。

独学で話せるようになりました。
ボリウッドに行った時びっくりしたのが、みんな英語が話せるんです。私は英語が話せないから最初はすごく不安でした。今回の映画のヒロイン、シャシと同じ気分だったんです。

映画には15年ぶりに復帰されたそうですが、ボリウッドは変わっていましたか?

私がいた頃と全然違いました。例えば今はキャラクターごとに衣装担当がちゃんといます。昔はそんな風になってなくて一緒くたでしたよ。それと昔は着替えをする場所も大変でしたが、今はちゃんと役者用のトレーラーが用意されていてとても快適です。

あと録音。昔は吹替でしたが、今はマイクも小さくなって同時録音になっていました。
あと撮影してその場でモニターで確認出来るのもデジタルのおかげね。昔は助監督が「右手はこういうポーズで、左手はこうだった」とか、記憶をたよりに結構あやふやで撮影を進めていて大変でしたが、今は撮影後すぐにモニターでチェックできますからね。

NYでの撮影はどうでしたか?

NYでの撮影はとても時間に正確でしたね。
7時に撮りますと言ったら、ちゃんと7時に撮り始めないといけないんです。だから現場は「早く!早く!」って感じでいつも急かされていて、寝ていてもどこからか「早く!早く!」って聞こえてきそうな感じだったわ(笑)

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映画の中で、シャシが英語を学ぶということは、自分の言葉をなくすことでアイデンティティが一度消えてしまう話ですよね。その上でもう一回、違う言語で自分を認めてもらうための努力をしないといけません。それってとても大変で勇気のいることですが、そういう行動をする人物をどう思われますか?

何かをチャンレンジするのって、怖いことですよね。
女性はいろんな状況で決断をしないといけないことが多いと思います。シャシにとっては、学校に通うということ、英語という新しい言葉を習うこと、しかもそれを外国で、というのはとても難易度の高いチャレンジでした。
多くの女性がシャシのように、強く独立心を持ってがんばって、最後には自信をつけてもらいたいですね。

そして何より独立心を強く持ってあきらめないことだと思います。それに年齢は関係ありません。チャレンジすることって、いくつになっても遅すぎるということはないと思うんです。

本作のガウリ・シンデー監督のように、今後、インドでも新しい監督が出てくると思いますが、彼らに何を期待しますか?

新しい人が色々出てきて、みんなやる気に満ちていて、映画としての可能性が広がっていると思います。例えば彼女みたいに広告業界からきたりする監督とかだと、映画業界とは違う新しいアイディアなどを運んできてくれます。それはとても刺激的だし、これからもそういう監督と仕事していきたいですね。