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2014年も終わろうとしているギリギリの31日に記します(笑)(←この文章、もはやお約束です)
今年も2014年の1年間にあったキューティー映画のトピックを書き連ねてみます。
2014年キューティー映画トピック
・『アナと雪の女王』、日本で超特大ヒット
・アクション映画の主演はヒーローからヒロインに
・YA小説原作映画はSF・ファンタジーから身近な題材に
・ミーン・ガールズ10周年
・2015年、キューティー映画の動きを予想
『アナと雪の女王』、日本で超特大ヒット
言わずもがな、ですね。
今年最大の話題は『アナと雪の女王』の超特大ヒットです。
「ディズニーのプリンセスアニメ」「ミュージカル」ということで、ある程度のヒットは予想出来ましたが、まさか日本でここまでブームになり、吹き替え版含めて長期的な大ヒットで世界興行収益を押し上げる要因にまでなるとは思いませんでした。
cueではエイプリル・フールに「歴代アニメ映画の興行収益1位は日本の大ヒットのおかげ!そこで「Let It Go SAKURA.version(邦題:ありのままで 桜バージョン)」が制作されることなりました!」というネタ記事とネタ画像を貼ったところ、あっという間に世界中に拡散して話題にしてもらったのもいい思い出です。ネットの隅っこで細々とやってる小さい無名サイトの画像がここまで拡散するのか!これは『アナ雪』ブームは本物だ!と確信した現象でした(笑)
こちらがそのエイプリルフール画像です。
記事中に「日本から送られたユンケル片手にがんばるディズニースタッフ」とか「松たか子さんが歌う演歌バージョンも検討されている」とか、ネタと分かるような書き方をしたつもりでしたが、それでも一部信じられた方もおられたようで…ごめんなさい(笑)
画像も4枚目の画像で、手前の地面と桜をわざと粗く合成したり、欄干部分に塗り残しをわざと残したりして、「素人が作った粗めのネタ画像」と分かるようにしていたつもりでしたが、スマフォだと画像が小さくて、ちょうど良い感じに見えてしまったのは誤算でした。
『アナと雪の女王』の特大ヒットもあって、ディズニーでは今後、キューティー映画に関してはフェアリーテイルもので攻めていく姿勢が明確になっています。
『プリティ・プリンセス』『フォーチュン・クッキー』のような現代を題材にした夢のあるディズニーのキューティー映画は、近年TVムービーで作られるようになり、それはそれでちょっと寂しい気もします。
アクション映画の主演はヒーローからヒロインに
今年はヒロイン中心のアクション映画がヒットしました。ライオンズ・ゲートの人気YA原作シリーズ『ハンガー・ゲーム』と新しいシリーズ『ダイバージェント』はそれぞれ主演女優のジェニファー・ローレンス、シェイリーン・ウッドリーも若手女優の中でも若者に圧倒的な支持を得ています。リュック・ベッソン監督、スカーレット・ヨハンソン主演『LUCY/ルーシー』も意外?に大ヒットを記録しました。
そして、今年は来年以降企画されているスーパーヒーロー系映画の女性進出、ヒロインメインの映画が海外のニュース系サイトで話題になっていました。
スーパーマンやバッドマンなどDCコミックスス系スーパーヒーロー勢揃いの『ジャスティス・リーグ』に登場するワンダーウーマンを誰が演じるのか、その『ワンダーウーマン』単独映画企画は?
マーベル系スーパーヒーロー勢揃いの『アベンジャーズ』シリーズでスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウの単独映画企画、さらにマーベル・コミックの「マイティ・ソー」の主役ソーが女性となる新展開、さらにはシルベスタ・スタローン企画のアクションスター総出演『エクスペンダブルズ』シリーズの女性版企画、『ゴーストバスターズ』の新作が女性キャラ中心でなどなど…
これらがこれまでのヒロインアクション映画と異なるのは、男性スタッフ中心の「男性が求めるヒロインアクション映画」ではなく、女性監督・脚本家が参加する「女性が求めるヒロインアクション映画」であることです。そしてこの発想こそがキューティー映画と同じなんです。
YA小説原作映画はSF・ファンタジーから身近な題材に
そんな風に「強いヒロイン」の映画が多く企画されている中、『トワイライト』以来、今や映画の動員に欠かせない重要な客層となったトゥイーン&ティーンをターゲットにした人気YA小説の映画化に変化がみえています。
これまでは人気SF/ファンタジー系YA小説が映画化されてきました。その流れもファンタジー系のパラノーマルからSF系のディストピアと扱うジャンルが移行してきています。
しかし一方で描かれる世界観がどんどん壮大になり、SF系になるためセットやVFXなど撮影にかかる費用も高騰していきます。
物語もどんどん設定ばかり複雑・多弁化して、原作ファン以外は入りにくい世界観を持つお話ばかりになり、ジャンル映画として袋小路に入っている感がありました。
そんな時にアメリカで6月に公開された、癌患者のカップルを描いた『きっと、星のせいじゃない。原題:The Fault In Our Stars)』の大ヒットにより、このジャンルの次に進むべき道が示されました。
YA小説原作映画は「非現実が舞台の若者が共感するテーマ」を持つ作品から、「日常が舞台の身近なテーマ」を持つ作品になりつつあります。
映画会社からすると、低予算の製作費で高収益を得られるこの流れは大歓迎。『きっと、星のせいじゃない。』の後、さっそくいくつもの日常系YA小説の映画化が企画されています。
『きっと、星のせいじゃない。』は日本公開は2015年2月です。日本では元々感動系の映画はヒットする傾向ですが、「人が死んで悲しい」「かわいそう」ではない上質で前向きな感動作がちゃんと共感され受け入れられるかが気になります。
余談ですが、海外に比べて今ひとつYA小説の人気もその映画化も大ヒットもない日本ですが、意外にもこのジャンルの映画は全て劇場またはソフトスルーで公開されています。キューティー映画の多くが日本未公開のままであることが多いのに、これは特筆すべきことです。