
名作ミュージカル映画『グリース』の前章となる『Summer Lovin』の監督に『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』のブレット・ヘイリーが抜擢されました。
『グリース』のミュージカルシーン「Summer Nights」で語られる、ダニー(ジョン・トラボルタ)とサンディ(オリビア・ニュートン・ジョン)が夏休みに避暑地で初めて出会った頃を描く『Summer Lovin』は、パラマウントが企画開発を行い、脚本を『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『ビッグ・フィッシュ』、実写版『アラジン』のジョン・オーガストが手がけ、その後女優で脚本家のリーア・マケンドリックが引き継いで完成させています。
今回監督に抜擢された、ブレット・ヘイリーは『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』で音楽を通した親娘の絆を描き、高評価を得ました。インディペンデント作品で小品でしたが、とても良かったです。
その後、エル・ファニング主演のNetflixキューティー映画『最高に素晴らしいこと』、そして同じくNetflixで公開予定、アウリイ・クラヴァーリョ(『モアナと伝説の海』)主演『Sorta Like a Rock Star』と、YA小説原作のキューティー映画の監督が続いています。
今の若者向けに、「ひと夏の経験」を描く青春物語となるであろう『Summer Lovin』でのブレット・ヘイリーの監督抜擢は正解です。『グリース』の前章という大きな看板を背負いつつ、キューティー映画としてどう仕上げるのか楽しみです。
ちなみに『Sorta Like a Rock Star』の監督は以前2回発表がありましたが、最終的にブレット・ヘイリーとなっています。