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ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3Dをなめちゃいけない。part.3

ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3Dをなめちゃいけない。part.3
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5/16(土)~公開される、ハンナ・モンタナ/マイリー・サイラスのライブ映画『ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3D』。
part.2で終わりと思いきや、しょうこりもなくpart.3を書き連ねてみます。これで最後です。長いでぇ~覚悟しぃやぁ~。
このコンサート映画の全曲解説です。

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ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3Dをなめちゃいけない。part.1
ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3Dをなめちゃいけない。part.2

この映画の構成は、コンサート映像の合間にドキュメントがところどころ挿入される形で構成されています。ドキュメントはコンサートの練習の模様(舞台裏ですね)やファンのコメントなどです。

コンサートの構成は、前半が金髪のハンナ・モンタナとしてのコンサート、途中ジョナス・ブラザース1の曲を2曲挟んで、残りがブラウンの髪のマイリー・サイラスとしてのコンサート、という構成です。

Rock Star
まずはマイリー・サイラスの歌と存在を見せ付けるために、シンプルにバンドのみ(ダンサーなし)でこの曲を1曲目に持ってきた構成が素晴らしいです。
イントロの始まり方、バンドの登場の仕方、MCの煽り方、パイロ(花火)のタイミング、曲のテンションの上げ方、「1曲目は肩慣らし」という感じがベテランロックシンガーのライブのようで貫禄十分(笑)。かっこいいです。

Life’s What You Make It
さて、ここから全力疾走開始です。ダンサーも登場し一気に華やかになります。特に男性ダンサーの登場に注目です。スロープの坂からスライディングで降りてきて、パッとポーズ。ケレンミがあっていいです。
とにかくリズムが走ります。前回のpart.2でも書きましたが、ベーシストのヴェイションがリズムをドラムと合わせるため横切る「奇跡のカット」に注目です。ドラマー/バンマスのステーシーのスティックをくるくる回しながらのドラムプレーもかっこいいですし、その直後の弦をギュイーン!とこするギターサウンドは、CDではカットされていますが、映画では強調されて目の前に音が迫ってきます。

Just Like You
再びバンドのみに。最初のサビに入るとき、ギター2人とベースが並んで同時に前に出てくるショットは泣けるくらい構図がかっこいいです。
「Trying to just be who I am…Who I am」のパートで、後ろに映っているコーラスのキャンダイス(向かって右の背が高い方)がマイリー1人が歌う「Who I am」を一緒にオフで口ずさんでいるのに注目してください。キャンダイス、かっこよすぎ。

Nobody’s Perfect
この曲ではサビのところ「Nobody’s Perfect !」でキャットウォークをキビキビと歩くマイリーに注目です。リズムのキレの良さもあって、15歳の小娘のくせにキャットウォークを歩く姿が様になるんですよ(笑)

Pumpin’ Up the Party
女性ダンサーたちが紫や黄緑といった、アニメみたいなカツラをかぶって登場。
ダンスが全体に子供向けにコミカルで楽しい雰囲気の振り付けになっています。裏打ちのリズムも気持ちよく、サビの部分でみんなでピョンピョンはねている画は子供たちには受けそうですね。

I Got Nerve
断言します。この曲はこの映画でのハイライトです。
バンド演奏のかっこいいところ、ダンサーの踊りのかっこいいところ…マイリーのコンサートが、マイリーのキャラクターもさることながら、全員のチームワークで優れたものになっているのが、この曲でわかります。
何より映画として構成が優れています。

この曲の始まる前にまずドキュメントパートで、マイリーが別のコンサートのとき、この曲の「男性ダンサーたちに担ぎ上げられ上に放り上げられキャッチされる」という見せ場で失敗したというのを報告します。そして練習シーンが映し出され、さてその成果は…という風にして曲が始まります。

この構成で曲の見せ場の『マイリー放り投げ&キャッチ』が成功するか、というのが観客の注目すべきポイントとなり、コンサートでの見せ場が、同時に映画でも別の意味を伴って見せ場となるわけです。
この曲での振り付けも素晴らしいです。振り付け自体は以前から踊っていたものと同じです。同じですが、カラオケで踊っていた頃と、生バンドで踊っているのでは勢いがまるで違います。
これが昔の頃の映像です。これがこの映画でどうなっているか…楽しみにしてください。

前曲と異なり楽しい動きを繰り出しつつも、ダンスとしての基本ステップを巧みに取り入れていてプロのダンスになっています。
曲が途中でリズムを落とすときのダンサーの踊りに注目です。一泊遅れるリズムでパントマイムのように踊るのですが、ここがちょっと見上げたアングルとあいまって個人的には凄く新鮮でした。

そして、その後マイリーの歌と共に男性ダンサーたちは「だるまさんが転んだ」のような感じでいよいよ見せ場のためのフォーメーションに入っていきます。

やぐらが組まれマイリーが担ぎ上げられました!歓声があがります!マイリーを担いだダンサーたちはキャットウォークへ。
さぁ、いよいよ問題の「放り投げ&キャッチ」シーンです!

成功!!

歓声があがり、それに合わせるかのようにここからラストに向けて曲のリズムがガンガン走り出します。これが映像と相まって凄く気持ちいいんです。ステーシーのドラムの連打が凄いです。彼はノッてくると頭をガンガン揺らしてドラムを叩く癖があるのですが、一瞬映る彼、見事にガンガン頭揺らして叩いてます(笑)

曲が終わった瞬間、ステーシーが目の前にいるヴェイションに「よしよし」とアイコンタクトし、さらにマイリーが踊り終わったポーズのまま面白顔で「よしよし」と納得するのをカメラ移動とともに繋ぐ編集も素晴らしいです。

We Got the Party (featuring The Jonas Brothers)
ジョナス・ブラザースが登場し、ジョナスのバックバンドのギターの人も参加して、ギターリストが総勢5人に(笑)
まぁ、ジョナスの2人のギターはポーズだけのエアギターなんで、実質はトリプルギターです。
もうお祭り騒ぎです。ステージ上をダンサー、ジョナス、マイリーたちが駆け巡ります。この曲で一旦ハンナ・モンタナであるマイリーは引っ込みます。

When You Look Me in the Eyes(Jonas Brothers)
どうでもいい曲です。ピアノの上に乗るな!と叱りたい(笑)

Year 3000(Jonas Brothers)
さらにどうでもいい曲です。かったるい。

Start All Over
さて、ここからはブラウンの髪のマイリー自身のコンサートとなります。
初見のとき、舞台下から競りあがって扇風機で髪をなびかせているマイリーを見て、なぜか80年代全盛期のデヴィッド・カヴァーデール(Whitesnakeのボーカル)を思い出しました。
こんなにキャッチーでかっこいいハードロックの曲は久々です。バンドの演奏も活き活きしています。ステーシーは最初から頭振りまくり(笑)

天井で炸裂するパイロのタイミングもかっこいいし、その辺のハードロックバンドなんて目じゃありません。「New Jersey」ツアーの頃のイケイケだったボン・ジョヴィを見るようです。
という風に、この曲はとても80’sハードロックの匂いがします。アイドルのマイリーが歌ってるしバンドも今風でギターソロもないのに、なぜかそう感じるのです。思うに、歌や演奏がかっこよくサービス精神旺盛なところが80’sハードロックの精神に近いからじゃないかなぁと思ったりしてます。

この曲は3-D映像としても見せ場がたくさんあります。カメラが花火の間を通り抜けてきて火花が目の前にパラパラ落ちてくるように見えます。しかしなにより最大の見せ場はステーシーのドラムスティック。曲のあるところでスティックが目の前に迫ってきますよ。注目です。
…って、映像としてもこの曲のハイライトとして使われているので、注目と言わずもがなですが(笑)

See You Again
イントロのとき、マイリーと女性ダンサーたちがキャッキャはしゃぎながらポジションに向かい、立ち位置に着くや、全員がうって変わってキリッとした顔になるのを見て、「プロやな~」と。
ここでもステーシーはドラムスティックを…今度は大して3-D効果がありませんでしたが(笑)

Let’s Dance
マイリーが衣装換えをしている間に、ダンサーたちがフラメンコを踊るのですが、いや~やはりみんなプロですね。きっちりキレのある踊りを披露してくれます。
マイリーのフリフリのスカートが踊りにあってて映像的にも効果的なアイテムになっています。ダンサーを後ろに従えてスカートをヒラヒラさせながらキャットウォークを踊りながら歩いて来る画はとても絵になります。

Right Here
静かな出だしの雰囲気とカメラワークが非常にマッチしています。キャットウォークの最先端で歌うマイリーをとらえるカメラはゆっくり引いていきます。
マイリーを中心にしたままマイリーの周りで手を差し伸べる無数の手、さらに手拍子する客席全体を映し出します。感動的です。曲が勢いのあるパートに来ると、マイリーはステージに走って戻ります。そこにはバンドが待っていて、メンバーがマイリーを見守りながら演奏で彼女を支えている図になります。

I Miss You
この曲では、パパのビリー・レイ・サイラスと一緒にアコースティックギターを弾くドキュメントから始まり、コンサートで弾き語りをするマイリーを映し、さらにドキュメントパートに戻るという構成になっています。ちょっと小休止という感じです。

G.N.O. (Girl’s Night Out)
前の曲でしっとりした雰囲気になったのをこの曲でふっ飛ばします。マイリーは女性ダンサーたちと一緒にチアガール風の衣装を着て、楽しくガールズ・パーティー風に踊り歌います。女性ダンサーたちはここではバックコーラスも担当。

「Hey Boy…」から始まるパートで、ダンサーを従えキャットウォークをセクシーに踊りながら進んでくるんですが、これがかっこいい。早いカメラの切り替えしではなく、歩いて来るマイリーたちの全身をフレームに収める形で引き過ぎず近づき過ぎずの絶妙なアングルがいいです。曲の最後にダンサーたちの仕掛けもバッチリ決まって、いよいよラストです。

The Best of Both Worlds
音が拾いきれていませんが、「Best Of Both Worlds」のサビのところになると会場は大合唱です。
「Best ! Best ! Yeah, the best of both !」のところは、ほんと、何度見ても鳥肌が立つくらいかっこいいです。コーラスのキャンダイスがカメラに向かって指差しながら口パクで歌うところはロックしてますよ!(笑)

それに続いてキーボードのアップのときのキーボードの音が一瞬前にくる音響演出もかっこいい。
曲が終わって、ジョナス・ブラザースも出てきて全員挨拶して、紙ふぶきが舞って…ここでの演奏は「We Got The Party」のリズムをアレンジして演奏しているのですが、これまたリズムが走りまくっててかっこいいのです。

ダンサーたちが引っ込み、マイリーはバンドメンバー一人一人に駆け寄って…最後にどうやって消えるかは映画を見てのお楽しみということで(たいした仕掛けがあるわけじゃないですが(笑))

ということで、全曲レビュー終了です。これを全文読む人っているんでしょうか?自己満足もいいとこですね(笑)

最後にジョナス・ブラザースについてですが、ディズニーとしてはハンナ・モンタナ/マイリー・サイラスの次に、同じ客層にジョナス・ブラザースを売りたかったためこの映画にもジョナスのコーナーを入れて宣伝したわけです。しかしハンナ・モンタナ/マイリー・サイラスのコンサート映画としてはジョナス・ブラザースのコーナー2曲は時間的に多すぎる。だいたいジョナス・ブラザースの曲って完成度が大して高くないので、豪華作曲陣により作られているハンナ・モンタナの完成度の高い楽曲たちに比べて見劣りしてしまうんです。

ビジネス的な理由とは別に、映画の構成上の理由…ハンナ・モンタナからマイリー・サイラスに切り替えるフックとして必要…なら、1曲でいいと思うんですよね。
そして削った1曲分を、前座にAly & AJやEverlifeが参加していたとき一緒にやっていたKISSの「Rock And Roll All Nite」のカヴァーにしてほしかった…。

ティーンの女の子たちが歌う「Rock And Roll All Nite」は面白いしかわいいし、何よりギターソロのときギターの2人がキャットウォークを並んで歩いて来るっていう演出がかっこいいじゃないですか!

最後にその映像です。
まずはAly & AJとの「Rock And Roll All Nite」。カメラアングルが悪いですが、3人で歌ってます。

こちらはEverlifeとの「Rock And Roll All Nite」。演出はAly & AJのときと同じです。

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  1. ハンナ・モンタナの次にディズニーが仕掛けた男性3人のアイドルバンドです。ここではジョナス・ブラザースについて詳しく書きませんが、トゥイーンズ女子に人気があり、売り上げも高く、初主演の『キャンプ・ロック』も高視聴率で続編も制作されますが、ぶっちゃけ語るに値しません。自作の歌がどれもよろしくない。ライブ演奏もエアーが多いし。「ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3D」公開1年後の2009年2月、単独ライブの模様を同様のコンサート映画にして公開しました。興行成績はハンナ・モンタナの1/3以下です。 []