Home Column 80’sバンドアニメの実写化『Jem And The Holograms』から音楽シーン、色々

80’sバンドアニメの実写化『Jem And The Holograms』から音楽シーン、色々

80’sバンドアニメの実写化『Jem And The Holograms』から音楽シーン、色々
0

jem-and-the-holograms-clips_00全米で10月26日からの公開を前に、80’sガールズバンドのアニメを実写映画化した『Jem And The Holograms』の色々な映像クリップが公開されています。演奏シーンを中心にご紹介。


『Jem And The Holograms』は、元々「トランスフォーマー」「マイリトルポニー」などで有名な米おもちゃメーカーのハズブロが80年代に放映していたアニメです。アニメの下請けは東映動画(現東映アニメーション)が請け負っていました。

ヒロインが亡き父が残した変身機械でポップスター”ジェム”に変身。同じく変身した友達たちとバンドを組み活躍するというお話で、アメリカでは未だに人気の高い作品です。日本ではアニメは放送されていません。

今回の実写化ではアニメのお話を現代的にアレンジし、女の子たちがメイクをして歌を歌っている映像をネット投稿したら人気が出て、それをきっかけにレコード会社と契約しスターになるが……というお話です。ヒロインの父との思い出はマスコット的なミニロボットが映像で見せるという、ちょっとSF的な仕掛けも用意されています。

80’sガールズバンド・アニメを実写化した『Jem And The Holograms』予告編第2弾

監督は『ステップ・アップ』シリーズのジョン・M・チュウ。
ヒロインのジェム役にオーブリー・ピープルズ、バンドメンバーにはヘイリー・キヨコ、オーロラ・ペリーノ、ステファニー・スコットといった若手女優陣。さらに80年代の代表的な女優、モリー・リングウォルドが寮母役、ジュリエット・ルイスがレコード会社の社長役で出演しています。

さて10月26日の全米公開を前に宣伝が活発化しています。まず近年の海外でのキューティー映画の宣伝方法として特徴的となっている、ツイッターやYouTubeなどSNSを中心とした映像を多く見せていくスタイルを本作でもやっていて、多くの映像クリップが公開されています。映画の1シーンもありますが、ここでは音楽シーンを中心にご紹介。

劇中歌として予告編とともに最初に公開された「Youngblood」。オーバーダビングだらけで4人編成のバンドがステージで出す音色の曲ではありません。本編ではミキシングを変えてくるのでしょうか?

劇中で歌われる「I’m Still Here」のシーンです。これまたバンドのお話なのに、楽曲がギター、ベース、ドラムなどのバンドの音色ではなく打ち込み系のポップスです。しかも演奏の楽器を操る芝居と楽曲の音色がシンクロしていません…

こちらは「We Got Heart」をアカペラで歌うシーン。歌自体はいいのですが、このシーンもやはり歌の音色と映像がシンクロしていません。歌には指パッチンの音がリズムとして強く入っているのですが、それならメンバー全員が指パッチンの演技をしながら歌えばいいのに、そうでもない…結果的に謎の指パッチン音がどこからともなく聞こえてくる…という映像になっています。

やばい!楽器を演奏してる演技が適当だし、曲の音色と楽器の構成があってない!(笑)
何より楽曲の音色が打ち込み系ポップスでこの映画のテーマであるバンドの音じゃないのが…コメント欄などを見てもファンから相当不評のようです。
音楽をメインにした映画なのに音楽と演技がシンクロしておらず、撮影と楽曲制作がバラバラだったことが容易に想像できます。

この手のキューティー映画では曲と演技のシンクロが群を抜いている傑作『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』では楽曲の作詞に監督が関わったりして、曲制作と映画制作現場がちゃんと交流しています。その効果は映像でも演技と音楽のシンクロという形で現れます。

ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray] DVD

価格¥1,455

順位173,554位

出演マイリー・サイラス, ビリー・レイ・サイラス, ヴァネッサ・ウィリアムズ, ほか

監督ピーター・チェルソム

発行ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント

発売日10.06.09

Amazonを開く

Supported by amazon Product Advertising API


以下は『Jem And The Holograms』宣伝も兼ねて行われたオンライン・ラジオ局iHeartRadioでのライブパフォーマンスです。

しっとりしたところから盛り上がる「Way I Was」、バラードの「Alone Together」
静かなタイプの曲はいいと思います。


オーロラ・ペリーノが歌う「Moviestar」

そしてラストは上記で紹介した「Youngblood」

う〜ん。この曲自体がバンドが演奏する感じのものではないので、バックバンドのエア演奏がとてもうそ臭くて萎えます…途中からメンバー全員が登場しますが、宣伝として逆効果になりかねないどこか適当なパフォーマンス…大丈夫でしょうか?

と、かなりグダグダ感漂う、近年では珍しいとてもキューティー映画らしい感じです(笑)
でも、実際は映画を観てみないと分かりませんからね。ぜひ予想を裏切ってもらいたいです。配信オンリーでもいいので、日本で見れるようにしてもらいたいです。
とても楽しみな作品なんです。いや、ほんとに。