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スター・ウォーズに女性監督登用?!

スター・ウォーズに女性監督登用?!
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star-wars-female-dir_00今年12月18日にいよいよ全世界で公開されるスターウォーズ7作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。その後、正史エピソード8と9、さらにスピンアウトものが複数作られる予定です。そのどれかに女性監督を登用するつもりであることを、ルーカス・フィルムの代表キャサリン・ケネディが明言しました。


スターウォーズはすでに以下の作品の公開が決まっていて、その監督も決定しています。
エピソード7:『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』:J・J・エイブラムス
エピソード8:ライアン・ジョンソン(LOOPER/ルーパー)
エピソード9:コリン・トレボロウ(ジュラシック・ワールド)
【スピンオフ作品】
フェリシティ・ジョーンズ主演『Rogue One』:ギャレス・エドワーズ(ゴジラ)
ハン・ソロの若い頃を描く:フィル・ロード&クリストファー・ミラー(LEGOムービー)

いずれも男性監督です。正史のエピソードはすでに9まで監督が決定しているので、女性監督が登用されるとすればスピンオフ作品となります。スピンオフはスター・ウォーズの世界を使って個性的な作品が撮れます。

問題は、最近マーベルやDCコミックススのスーパーヒーロー映画などでも取り沙汰されている、女性監督の登用についての議論と繋がるのですが、女性監督が大きな予算を使ったビジュアル重視(SFX重視)の作品を撮りたいと思わず、キャラクターの内面やドラマを描きたがる傾向にあるため、プロジェクトがうまくいかないのではないか?ということです。

SF映画とキューティー映画の最大の違いは『世界観の説明』なのです。SF映画はまず世界観を説明する必要があります。どういう、未来で(社会で)どういう文化で、どういう人達がいて…これら世界観の設定を劇中の台詞やビジュアルで説明していくのがSF映画です。
一方、キューティー映画は日常に即したものが基本ですから、世界観説明はイコール、キャラクターの掘り下げとなります。キャラクターを取り巻く環境は全て他のキャラクター同士の関係性によるものです。「両親が離婚している」「結婚適齢期を過ぎて焦っている」「隣同士の幼馴染」「子持ちバツ1のキャリアウーマン」などなど。ビジュアルもあくまでもキャラクターを特徴づけたりするもので、ファッションだったり、生活空間だったり、職場だったりします。

さらに制作現場的には今どきのSF系だとCGIシーンは当たり前で、作業工程も複雑かつ大規模化しているので、アクションや合成ショットをどうするかなど方向性を示す必要があります。しかも凄いお金が動きます。これらを使いこなすためにはその手の知識や嗜好性が最低条件となります。
(この辺書き出すと止まらなくなるのですが(笑)いつかどこかで自説は書き留めるかしゃべるかしたいです(笑))

しかし女性監督の中でもスター・ウォーズが好きでビジュアル嗜好でSF映画的資質をもった人は当然いると思います。ルーカス・フィルムの代表となったキャサリン・ケネディはそういう人が現れることを期待しているようですし、どうやらすでに何人かの候補と接触しはじめているようです。誰でしょうね?

そしてビジネス的にも今やSF系映画は男性だけのものではありませんし、興行的にもトゥイーン、ティーンの動員がヒットの大きなカギとなっています。以前からスターウォーズは女性層をかなり意識した展開になっています。今後の各映画会社の企画を見ても、女性向けにロマンス成分の高かったり女性キャラ中心だったり、キューティー映画的なSF映画が数多く作られていく傾向にあります。

スターウォーズの女性監督登用は、ジェンダー論だけに留まらず、ビジネス的に女性層を取り込む作品を作るためにも重要なのです。

さてここからは大胆予想ですが、スターウォーズ初の女性監督にアンジェリーナ・ジョリーはどうでしょうか?マーベル、DCコミックスス、両方のスーパーヒロイン企画の監督に名前が上がっていました。
彼女なら大きな予算のSF映画の現場は女優として参加して知っていますし、監督した作品も複数あり評判も上々。何より話題性抜群。

アンジェリーナ・ジョリーが監督で、ダースベイダーの妻でありルーク・スカイウォーカーとレイア姫の母であるパドメ・アミダラの女王時代を『エリザベス』のように豪華絢爛かつ重厚に描くと面白いんじゃないかとか思ったりもします。
意表をついて『プリティ・プリンセス』のような感じで撮ってくれたら一生付いていきますけど、真面目でアーティスト嗜好のアンジェリーナ・ジョリーには無理でしょうし、何よりスター・ウォーズ・ファンが許さないでしょうね(笑)

ちなみに写真はスターウォーズに登場する全女性キャラの中で個人的に一番好きな、ジェダイのアイラ・セキュラです。アイラ・セキュアでキューティー映画作ってくれたら一生付い(以下略)