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ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3Dをなめちゃいけない。part.1

ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3Dをなめちゃいけない。part.1
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5/16(土)~公開される、ハンナ・モンタナ/マイリー・サイラスのライブ映画『ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3D』。
アメリカでは2008年2月1日に公開され、数々の記録を打ち立てているコンサート映画です。立体映画(3-D)です。
この『ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3D』は語るべきことがたくさんあります。
演奏やバックバンドなどコンサートのパフォーマンスについて、カメラワークや編集など映像技術について…などなど…

これだけ素晴らしいコンサート映像はそうそうないでしょうから、ちょっとしつこく何回かに分けて長々と語ってみようかと思います。完全に自己満足な長文なので読むのはあまりおススメしません。じゃあ書くなよ(笑)
お暇ならどうぞ。

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アメリカではすでにDVD/ブルーレイも発売されており、パッケージには2-D版と3-D版が収録されています。また、赤と青のセロファンのメガネが同封されていて、それをかけて3-D版を見ると立体映画として楽しめます。
Blu-rayはDVDと異なり日米共通のリージョンコード1なので、普通の日本製ブルーレイ・プレイヤーでも再生可能です。

で、去年、ブルーレイ・プレイヤーを買いまして、さっそくアメリカから取り寄せたのが本作品でした。
これまでそれなりに数多くのライブ映像を見てきた人間2から言わせてもらいますと、ここ数年の中でも最高傑作の部類に入る素晴らしいライヴ映像です。ただのアイドルのコンサートと思ったら痛い目にあいます。勢いのあるミュージシャンの一番いい状態を映像に収めたライブ映像です。特に、ロックファンを自認している人であれば、この映画を絶対見るべきです。

まず演奏について。
ハンナ・モンタナのライブは当初、ディズニーランド内や番組のイベントなどで行われていましたが、そこではマイリーは口パクでした。演奏も弾き真似だけで音源もCD。子供だましもいいところでした。ただ、小さい女の子を中心としたお客の歓声が凄まじく、その観客パワーがいいなぁと思っていました。
(ボリュームに注意。かなり爆音です。サビの大合唱に注目。凄いです。)

それが『ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3D』では、後からのミキシング、オーバーダビングはあるものの、基本的にはマイリーの歌は生。演奏も生演奏。15、6歳の女の子がいつの間にか貫禄十分のロックスターになっていたのです。これには驚きました。観客を煽ったりするパフォーマンスに余裕すら感じられます。

そして、マイリーを支えるバック・ミュージシャンたちがこれまた凄い。

なんと、ドラム/バンドマスター(バンマス)に、Letters to Cleo、Veruca Saltとガールズバンドでパワフルなドラムを披露していたステーシー・ジョーンズ。
彼は自身のオルタネイティブ・バンドAmerican Hi-Fiでボーカル・ギターを担当してました。しかし自分としてはドラマーとしての彼が好きです。
彼のドラムはほんとリズムが気持ちよくタイトでパワフルなので、疾走感のある女性ボーカルにとても合うんです。
彼がVeruca Saltに参加した途端バンドが売れたのは、プロデューサー:ボブ・ロック3のせいもありますが、ステーシーのドラムの貢献もたぶんにあります。

ちなみにLetters to Cleoはキューティー映画の名作『ヒース・レンジャーの恋のからさわぎ』に演奏シーンで出演しています。

彼は乗ってくると、頭を振り乱し体全体を揺らしながら全力でドラミングします。このライブでも、たいてい曲の終わり近くなると、ガンガン、ステーシーのリズムが走りだしていきます。これがとにかく絵になるんですよ。しかも曲の疾走感がとにかくかっこいい。

そのステーシーと「American Hi-Fi」で一緒だったギターのジェイミー・アレンゼンがギターで参加。短い髪・TシャツでギブソンのSGを弾いています。その辺のロック兄ちゃんっぽい感じです。

さらに、ステーシー・ジョーンズとジェイミー・アレンゼンのプロデュースでソロデビューしていたキャンダイスがバックボーカルにいます。キャンダイスは後に「ヴァンパイア・ダイアリー」に出演するキャンダイス・アッコラです。

もう一人の長髪ギターリストはジャコ・カラコ。なんと50歳近いんですが全然そんな風に見えません。とても若い。主にリードを取るのは彼のようです。ベースはヴェイション・ジョンソン。ジャズミュージシャンです。軽くて小気味いいリズムを奏でています。

この面子はマイリーのヒット曲「Start All Over」のPVに出演しています。1番が終わった後の間奏で、バスをバックに歩きながらギターを弾くのがジェイミー・アレンゼンです。ラストの方のドラム、ステーシーのノリノリの叩き方を見てください。ちょ~かっこいいですよ。

ちなみに、この「Start All Over」も語るべきことが多いPVだと思います。初見のとき「おぉ!ミッシェル・ゴンドリー4の発展系だ!」と思いました。1カット撮影で、通常ではありえない繋がりで進んでいく展開がそれっぽいです。

それぞれミッシェル・ゴンドリーの代表作です。ちょっと似てませんか?

で、『ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3D』に話を戻しますと、通常のアイドルもしくはソロアーティストのライブでは、バックバンドは立ち位置を決められ、そこから動かずに演奏することが多いのですが、このライブではバックバンドのメンバーがかなり自由にステージを動きまわっています。

ダンサーが出てくる曲のときは基本的にバンドは後ろに引っ込みますが、それでもかなり自由度は高いです。踊りの邪魔にならない範囲で動き回っています。
バンドメンバーがそれぞれ思い思いに動き回り、客をあおり、ポーズを決め、演奏に専念し…その風景が百戦錬磨のハードロックバンドのライブのように見えるんです。

よく見ていると、バンドのメンバーは常にマイリーに注意しながら演奏しています。マイリーの後ろをさりげなくベースのヴェイションがついていたり、ギターのジェイミーがマイリーのほうを向きながらギターのリズムを奏でていたり。
「マイリー・サイラスを支えるプロ・ミュージシャンたち」という図になってて、これがとてもかっこいいです。

だいたいですね、この『ハンナ・モンタナ ザ・コンサート3D』、いきなり歌って踊ってはじける曲!ではなく、まずはマイリーとバンドだけで肩慣らし的に徐々に盛り上がる曲を1曲目にチョイスしてくるあたり、ライブの構成的にもかなり渋い。
それぞれ曲についてはまた改めて。

ということで、バンドの動きに注目しながらの1曲目「Rock Star」をどうぞ。

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  1. 地域ごとに再生制限をかけています。DVDでは日本とアメリカのリージョンコードが異なるので、日本製のプレイヤーでアメリカ製DVDディスクは再生できません。しかしブルーレイは日米共通のリージョンコードになったので、普通に再生できます。 []
  2. 80年代のUSフェスティバル、モスクワ・フェスティバル、LIVE AIDはリアルタイムでTVで見ました。ローリングストーンズなどのステージセットを手がけて有名なマーク・フィッシャーの本も持ってます。初来日のドキュメントビデオも残してます。さらにハードロック系からヒップホップ系まで、ライブ映像と名のつくものは新旧問わず一通り見るようにしています。好きなんです。 []
  3. ハードロックのエンジニア・プロデューサーとして超有名です。モトリー・クルー、メタリカ、ボン・ジョヴィ…彼のプロデュースはドラムの音作りに定評があります。American Hi-Fiもプロデュースしてます。 []
  4. フランスのPV監督・映画監督。ちょっと変わった映像の話題作を多数発表しています。彼の作ったPVを集めたDVDが発売されました。最近では『恋愛睡眠のすすめ』 『僕らのミライへ逆回転』など映画監督として活躍中です。 []