
第89回アカデミー賞で行われたパフォーマンスをまとめました。ジミー・キンメルとマット・デイモンの確執ネタ、例の大事件の映像もあります。
まずはオープニングで酢。会場に入っていくカメラ。そこにジャスティン・ティンバーレイクが登場し、ダンサーを従え、歌いながら会場に入っていく、というパフォーマンスを行います。その後会場はライブのようになり大盛り上がりでアカデミー賞の幕を開けました。
ジャスティン・ティンバーレイクが歌ったのは『Trolls』の「Can’t Stop the Feeling」。『Trolls』は日本未公開、ジャスティン・ティンバーレイクとアナ・ケンドリックが声を担当したアニメ映画でサントラが大ヒットしています。デュエットしたアナ・ケンドリックが登場するかと思ったのですが、残念ながらそれはありませんでした。
ジャスティン・ティンバーレイク/Can’t Stop the Feeling
『モアナと伝説の海』から「How Far I’ll Go」。リン=マヌエル・ミランダのラップからスタートし、モアナを演じたアウリイ・クラヴァーリョに引き継がれるという構成。これはサントラにはないアカデミー賞オリジナル・バージョンで、アウリイの登場の仕方といい実にかっこよかったです。
アウリイは16歳とは思えない堂々とした歌いっぷり。第86回アカデミー賞授賞式での『アナと雪の女王』のイディナ・メンゼルより安定していました。恐るべき16歳です。
リン=マヌエル・ミランダ&アウリイ・クラヴァーリョ/How Far I’ll Go
ISISに殺害されたアメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーの足跡を幼なじみがたどるドキュメンタリー映画『Jim: The James Foley Story』からスティングによる「The Empty Chair」
スティング/The Empty Chair
『ラ・ラ・ランド』からは、劇中ではライアン・ゴズリングが歌った「City of Stars」とエマ・ワトソンが歌った「Audition」のメドレーを、映画にミュージシャン役で出演しているジョン・レジェンドがピアノの弾き語りで歌いました。元々ジョン・レジェンドはピアノを弾く人で、劇中のギターを弾く役の方が大変だったそうです。これも『モアナと伝説の海』同様アカデミー賞オリジナルバージョン。ダンサーを含めて圧巻のパフォーマンス。アカデミー賞ならではです。
ジョン・レジェンド/City of Stars〜Audition〜City of Stars
追悼コーナーです。冒頭、紹介するのはジェニファー・アニストン。歌手のプリンスの話から映画のプリンセス(レイア姫)の話に。スター・ウォーズ・サーガでは必ず最初に流れる文言「In a galaxy far far away」を引用しています。そして前日に急逝し今回の追悼映像に間に合わなかったビル・パクストンを追悼。最後に歌手のサラ・バレリスを紹介し、サラの歌と共に追悼コーナーがはじまります。
サラ・バレリス/In Memoriam
後に発覚したのですが、追悼に出てきたオーストラリア出身の衣装デザイナー、ジャネット・パターソン。彼女が亡くなったのは2015年10月。本来なら昨年のアカデミー賞で追悼されていないといけません。さらに写真が同じオーストラリア出身のプロデューサー、ジャン・チャップマンになっていました。ちなみにジャネットとジャンは以前仕事をしており友人です。
使われていたのはプロデューサーのジャン・チャップマンの写真。右がジャネット・パターソン
さて、今回司会のジミー・キンメルといえば、ずっと確執がある(というネタを続けている)マット・デイモン。この2人のケンカネタは有名です。
ことの発端はジミーが自身の番組でマット・デイモンをネタにしたことから。それ以来もう10年近くジミーの番組で互いにやりあっています。
キンメルの当時の恋人サラ・シルバーマンがジミーの番組にゲスト出演した時、ジミーへの告白ソングとして「私、マット・デイモンとヤッてるの」という内容の「F*@#ing Matt Damon」という歌のPVをマット・デイモン出演で流しました。
それに対してジミーは、後に豪華ゲストを使って返歌である「F*@#ing Ben Affleck」という「マット・デイモンの親友、ベン・アフレックを寝取った」という内容の歌のPVを流して話題になります。
今回のアカデミー賞でも冒頭のジミー・キンメルのトークでマット・デイモンがいじられ、ジミーが客席から舞台に向かう際にはマットが足を引っ掛けて転けさせるなど、細かいネタで2人の応酬が繰り広げられます。
そして脚本賞の紹介のとき。まずはマット・デイモン主演の『幸せへのキセキ』を観ながらジミー・キンメルがマット・デイモンの演技をボロクソにコケおろすという映像が流されます。そして映像は会場へ。
アナウンスが「ベン・アフレックと”ゲスト”」とステージにあがる2人のプレゼンターを紹介。マット・デイモン、名前すら呼んでもらえません(笑)
ベン・アフレックが「かのヒッチコックは映画制作で重要なのは…」と話しはじめ、それを引き継ぐ形でマット・デイモンが話そうとするのですが、そこで登壇者のトークを急がせるときに使う音楽がいきなり流れ始めます(笑)
しかし、ベン・アフレックが話すとその音楽も止み、再びマット・デイモンが話すと声が聴こえないほどの大きな音でオーケストラの演奏が。下のピットではジミー・キンメルがオーケストラを指揮をしていた、というネタです。おまえらは「トムとジェリー」か(笑)