Home Column アイアンマンが黒人のティーンガールに

アイアンマンが黒人のティーンガールに

アイアンマンが黒人のティーンガールに
0

アイアンマンが女たらしの天才大富豪のおじさんから、黒人の天才少女に交代することがマーベルから発表され、インターネット上でちょっとした騒ぎになりました。映画への影響などを、キューティー映画の視点で考えてみたいと思います。


アイアンマンは、天才で女たらしの大富豪トニー・スタークが自身が開発したパワードスーツを装着するスーパーヒーローで、現在のマーベル・コミックでは圧倒的な人気を誇ります。
映画ではロバート・ダウニー・Jrが演じている…という説明は不要ですね。ロバート・ダウニー・Jrはアイアンマン役が大当たりして今や最も稼ぐ俳優の1人となりました。

そんなアイアンマンが、原作コミックで、リリー・ウィリアムスという名の黒人のティーンガールに交代することが発表されました。
ironman-comic-riri-williams_01
リリ・ウィリアムスはシカゴ生まれの15歳。飛び級でMITに席を置く天才少女です。彼女は今年5月に刊行されたコミック「インビンシブル・アイアンマン #9」で初登場しました。
ironman-comic-riri-williams_02
ちなみに、彼女にバトンタッチしてからも「アイアン”マン”」とするのか別の名称となるのかは現在のところ不明です。今年の秋に発表されるコミックでわかることでしょう。

さて、このキャラクターの変更が映画にまで及ぶかという話ですが、まずロバート・ダウニー・Jrは前から『アイアンマン4』の可能性は低いという発言を繰り返しています。サービスリップ的に、「4」にちょっと興味があるという発言も時にはしますが、基本的に「4」の可能性は低いと見ていいと思います。その代わりマーベル・シネマティック・ユニバースという、各作品が関連しているシリーズにゲストとして出演していますから、スクリーンでは毎年のように活躍が見れます。

しかし、コミックでトニー・スタークがリリ・ウィリアムスにアイアンマンをバトンタッチするシーンが描かれるのと同じく、映画でも描かれる可能性は無きにしもあらずです。
ただ今後の公開予定がギッシリ詰まっているマーベル映画でそれを描くとしても、早くて2020年。その時ロバート・ダウニー・Jrはその頃55歳。ロバート・ダウニー・Jrの出演時のギャラが高騰し、1作品あたり50億円以上となっている今、予算を縮小するというビジネス的な理由で今回のコミック展開を取り入れる可能性もあります。

一方で、ティーンが主演ということから映画とは別のTVシリーズでの展開もありえます。
ディズニーはこれまで映画館で上映してきたティーン向けの映画(特にキューティー映画)をディズニー・チャンネルでの展開にシフトし、TVとインターネットとアプリなど新しい連動を使って成功しています。そういう世代に対して、今着々と育てつつあるTVドラマを中心としたビジネス展開に新たにマーベル路線を組み込む可能性もあります。

時代に合わせて多様化していくアメコミヒーローたち。多様性も大事ですが、培ってきた伝統も重要。大きく変化に舵を切っているアメコミの世界がキューティー映画にもどう影響するか注目していきたいと思います。