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プライムビデオに隠れて存在している、優良キューティー(TV)映画たち

プライムビデオに隠れて存在している、優良キューティー(TV)映画たち
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アマゾンのプライムビデオにはトップメニューやカテゴリーからは表示されにくいキューティー映画が多くあります。その中でもcuemovieがオススメする作品たちをご紹介。


今回ご紹介する映画たち…正確にはTV映画ですが…は、誰もが安心して見れるようにフォーマットが定められた定番ストーリーばかりです。いずれも大きな驚きや意外性はありません。ソコソコの作品で俗にいうB級作品と呼ばれるものです。
キューティー映画は本来、気楽に楽しくソコソコで見るものだと思っています。作り手の主義主張が前面に出るのではなく、見ている人をそっと後押ししてまた日常に戻してくれるような作品こそキューティー映画の王道です。

誰もが想像しうる展開だからこそ、キャラクターの造形やセリフ、演出のちょっとした工夫が重要になります。そのちょっとした工夫がどの作品もうまくいくとは限りませんが、うまくいった作品に出会ったときは、普通に名作を見たときより感動は大きいです。

今回この記事を書くにあたって、プライムビデオにあるトップページやカテゴリーごとに紹介されたところでは表示されないような、マイナーなキューティー映画を見まくりました。それは自分がキューティー映画をまだあまり知らなかった頃(今でも半端者ですけど)、レンタル屋さんでパッケージの絵柄と紹介文を頼りに借りて見て一喜一憂していた頃を思い出させてくれました。最初の頃はパッケージと邦題によく騙されたものです…(笑)
記事を書くのにそれなりに時間はかかりましたが実に楽しかったです。

今回ご紹介するのは、ピクセル(PixL)というロサンゼルスに本社を置くアメリカの独立系テレビ局が製作するキューティーTV映画たちです。ピクセル社は恋愛もの、コメディなど、ファミリーで安心して見れる作品のみを放送することを特徴としています。


アメリカ以外の配給を担当しているのがモナコのダロ・フィルム・ディストリビューション(DARO Film Distribution)。日本ではダロの配給作品として多くのキューティー映画がプライムビデオに登録されています。

今回はその中でもラリー・レヴィンソン・プロダクションが制作した作品を中心にご紹介します。この作品群には共通することがいくつかあります。

ストーリーの起点は有名キューティー映画っぽい

どの作品もキューティー映画をたくさん見ている人なら「あぁ、あの作品にヒントを得たんだな」というのがわかるはず。たぶん企画会議で「あの作品の」「この作品のあのシーン」という会話があったんじゃないかと勝手に予想します(笑)
そこから劇中にオリジナリティを加えていき、最終的にはヒントにした作品とは全く違うものになっています。
このような既視感のある設定やストーリー展開から発展させるのは新人脚本家が担当するには最適で、事実ほとんどの作品が無名の脚本家、しかも複数によるものです(複数制については他にも理由があると推測しますが、ここでは省略)。
ビクトリア・ローズという脚本家が多くの作品で名を連ねているので、どうやら彼女がまとめ役ではないかと推測されます。
ちなみにラリー・レヴィンソン・プロダクションは何気にケチな会社らしく、過去に、最低賃金が決められているギルド(組合)に加入しているスタッフを使わず組合から注意を受けたり、スタッフへの未払いで裁判沙汰になっていることから、低予算ということもあり(それでも制作費1億円クラス)、無名の脚本家だらけとなったのではないかと思われます。それでも作品としてソコソコ見れてしまうのは、脚本におけるキューティー映画の定番フォーマット(ヒロインの行動動機、三幕構成のお約束的な展開、脇キャラの設定など)にきっちり沿っているからです。

主演女優さんたちはドラマで活躍していますが、長編映画で主演作を何作も作っているような人たちではありません。そういう意味ではどの作品も俳優の知名度パワーで作品を作っていません。作品の内容ありき!好感度は劇中のキャラクターへの共感度次第!というものです。

3つの恋愛模様が描かれる

物語では主役の恋愛模様の他に、ヒロインの友人、同僚、家族など周辺の2組のカップルが登場し、3組の異なった恋愛模様が必ず描かれます。
主人公の物語は相手と出会って恋が成就するまでが描かれるわけですが、その他に「仲違いした夫婦が元の関係に戻る」「同僚だけの関係だったのが恋愛に発展する」など様々なパターンの人間模様が同時進行で描かれ、時にメインの恋愛模様に影響を及ぼしたりします。これは紹介する作品群では完全にフォーマット化しており、TV映画ということもあり、幅広い視聴者向けに3組のいずれかの恋愛物語に共感・関心が向くような仕組みになっています。

必ず同じ風景が映る

シーン代わりに挿入される、遠景の街や森などの風景映像。その多くが、すでに撮影されている素材を購入して使う「ストック映像」などと呼ばれるものを使用します。そして今回の作品群はその映像がほぼ毎回同じ(笑)
ロサンゼルスを舞台にしている作品ばかりなので、観光スポットとしても映画の撮影場所としても有名なグリフィス天文台が映る空撮ショットが毎回必ず出てきます。ぜひこのカットを見つけてみてください(笑)
この風景映像が毎回登場
次のページから作品紹介です。作品解説文はプライムビデオから転載しています。

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トラスト・ミー 楽しかったあの日々を


学生時代、クラブKBでの楽しかった日々が忘れられないヒロインが、今や落ちぶれ解散の危機を迎えたクラブ存続のため、寮母になることを決意!現役女子学生たちの先人としてやる気と希望を与え、可能性を見出す手助けをしていく。愛に溢れた女性の奮闘を描くポジティブ・ストーリー!
トラスト・ミー 楽しかったあの日々を(字幕版)を観る | Prime Video
原題「Woman of the House」
落ちこぼれで存続が危機の大学のソロリティの家に寮母として勤めることになったヒロイン…アンナ・ファリス主演、エマ・ストーンも出演していた『キューティ・バニー』ですね。
そこに大人になりきれないヒロインというキューティー映画の定番テーマを加えました。結果として、クラブ存続の危機にどう立ち向かうかというメイン・エピソードを描きつつ、日常に疲れて、無自覚に昔の栄光に逃げ込んでいるヒロイン自身の成長ストーリーも展開します。

ラスト・ラブ


医科大学院進学を目指しながら緊急医療センターに勤務する救急救命士のリリーは勤勉で仕事熱心。ある日、スーパーへ買い物に行ったところ、駐車禁止ゾーンに車を止めた大富豪の長男ジェフに遭遇。注意をしても聞く耳を持たず、高級車だから許されると思っている態度に憤慨するのだが。
ラスト・ラブ(字幕版)を観る | Prime Video
原題「Can’t Buy My Love」
救急救命士として働きながら一度は落ちた進学のための資金を貯めているヒロインと、大富豪で色々な組織を支援している大富豪の男性が出会い…という現代的な身分の違う恋を描きます。
お約束的には、世間知らずの大富豪の男性が庶民的なヒロインと出会って世間を知り人間として成長する展開かと思いきや、立場や地位で人を見ていたヒロインが大富豪の男性と出会うことで、自分の偏見に気付くという成長物語になっています。
オープニングにかかる曲が微妙にブルーノ・マーズっぽくていいです(笑)この作品、全体に劇中歌がポップでいいです。あと、ところどころ謎の日本推しがあります(笑)
ヒロインのリリーを演じるアデレイド・ケインが結構どっしりした体型で、髪をアップにした制服姿がとても救急救命士っぽいですし、一方でオフのときは髪をおろして親近感のあるちょっとダサいヒロインとなるのでキューティー映画にはピッタリです。

ブリミング・ウィズ・ラブ 幸せを呼ぶカフェ


これが最後の1杯。運命の人は見つかる?ライターのアリ―は、初めての連載記事に縁結びをするカフェについて書くことに。店主のサムがコーヒーを30杯飲むまでに運命の人と引き合わせるという。アリーは当初、それが信じられずにサムに意地悪な質問をして、取材を断られてしまうのだが。
ブリミング・ウィズ・ラブ 幸せを呼ぶカフェ(字幕版)を観る | Prime Video
原題「Brimming with Love」
店のコーヒーを30杯(1日1杯計算)飲みに来たら、その間に店長がその人を見極めて、相手を紹介して縁結びをしてくれるという、基本設定にちょっと無理があるお話です(笑)。『25年目のキス』のような潜入取材というわけでもないですし、店長の縁結びに何か秘訣があるわけでもないですし。けどオープニングでのヒロインと店長の出会いのシーン、店長が店員と間違えて、単に通りがかりだったヒロインに開店の指示をしてしまって…というシチュエーションの演出、その台詞の掛け合いはかわいらしくてとても良かったです。この作品、全体に台詞の掛け合いがとてもいいです。
ヒロインのアリーを演じるのは中国系アメリカ人、ケルシー・アスビル(ケルシー・チャウ)。