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毎年、年の瀬のギリギリにアップするその年のキューティー映画のトピック。2019年、キューティー映画はどうでしたでしょうか?
2019年キューティー映画トピックス
・配信がメインとなったキューティー映画の日本での今後
・キューティー映画のニュースソースの変化
・「漫画映画漂流記」騒動記(余談)
配信がメインとなったキューティー映画の日本での今後
キューティー映画は完全に配信に移行した感があります。先行するNetflixとAmazonプライム・ビデオに対して、「YouTube Premium(YouTube Originals)」「アップルTV+」「ディズニー+」が始動、2020年にはワーナーの「HBO Max」がスタートするなど、映画とテレビのコンテンツは配信に移行しています。
その中で主要コンテンツとなっているのが各社、配信用にオリジナル・キューティー映画ですが、ここで問題は日本での配信サービスの行方です。今後日本で見れないキューティー映画が増える可能性が高くなっています。
まず期待のディズニー+が日本では配信されていない状況が問題です。
ディズニーは、アニメ映画の実写化など大型企画以外の中規模・小規模企画(これがキューティー映画に当てはまります)の全てを劇場公開からディズニー+配信に移行させました。今後ディズニー製作のキューティー映画は全てディズニー+で見ることになります。
日本ではディズニー・ジャパンとドコモによる独自配信サービス「ディズニーデラックス」があるため、ディズニー+のサービスが始まりません。ディズニーデラックスは基本的に既存のディズニー作品の配信が主で、ディズニー+と違い配信オリジナル作品の配信はしません。
そんな状況で、ディズニー+の話題作、スター・ウォーズ初の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」がディズニーデラックスで配信されました。そのことから、今後もディズニー・ジャパン&ドコモが選定したディズニー+の話題作のみがディズニーデラックスで配信されることになります。
このいびつな状況は、名前だけ借りていて実態は日本テレビ関連の会社が運営している日本版Huluと本国のHulu Plusの状況に似ています。同じような名前の配信サービスですが、内実は全く異なるので世界基準で考えると、日本だけ配信されない作品が多数あるということです。
日本の映像業界ではキューティー映画は人気のないジャンルとされているので(この理由を書くと日本の映画宣伝会社大批判で10ページ以上を文字が埋め尽くすことになるので割愛)、ディズニー+オリジナルのキューティー映画の全配信は絶望的でしょう。
以前は日本未公開作品はソフトのレンタル・販売があり、それで見ることができました。しかし去年、Netflixの「ダンプリン」が日本だけ配信が半年遅れたときに気付かされた「配信作品はソフト販売・上映はほぼないので、配信されない=見ることが出来ない。」が今後、ディズニー作品に限らず増える可能性が高くなります。
配信ではこれまで見る機会がなかった南米やインド、東南アジア各国のキューティー映画を見ることが出来ます。東京を中心とした単館系配給作品でも多国籍化が進んでいます。そういう意味ではキューティー映画の裾野自体は大きく広がっています。一方で配信の強みである世界同時に見ることができる話題作は見れないかもしれない…
キューティー映画のガラパゴス化は、ネット配信時代に逆行する形でより強くなっていく気がします。