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ラフ・ショット

ラフ・ショット
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Hockey Mom
(2004年 カナダ 日本未公開)

Story

女子アイス・ホッケーのオリンピック選手という華々しい経歴を持つポーラ(ジェサリン・ギルシグ)。しかし、現在はシングル・マザーで電気工として働きながらギリギリの生活で子供を養っていた。ある日、ローカル・ホッケーチームの試合に助っ人で参加したポーラは相手チームの男性たちからバカにされる。一念発起した彼女はメンバーを募集し、女子チーム結成へと動き出すが…

Cast

ジェサリン・ギルシグ:ポーラ
ピーター・アウターブリッジ:カート
ジュリエット・マーキス:フェリシティ
ターニャ・アレン:ケイト
ジェイソン・プリーストリー:スティーブ
マーゴット・キダー: ポーラの母
ショーン・ジョンストン:ルーク
ナターシャ・マルテ:マーシー
アンドリュー・チャルマーズ:ステュアート(ポーラの息子)

Staff

製作:ナンシー・レイン
監督:カリ・スコグランド
脚本:ドン・トルキー
撮影:ポール・トートン
音楽:ジョージ・ブロンドハイム,ノーマン・オレンスタイン

Goods

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Notes

この映画、タイトルが複数あります。
カナダでのタイトルは『Anyone’s Game』、アメリカでのタイトルは『Chicks with Sticks』、世界共通ビデオ版のタイトルは『Hockey Mom』。
DVDでは本編で『Hockey Mom』とタイトルが出たので、原題はそれに準拠します。
この作品はカナダで制作されたTVスペシャルです。

物語の骨子、各エピソード、登場人物のキャラ設定、どれも問題ありません。
シングルマザーで元ホッケー・オリンピック代表の主人公、夢を捨てて不良になった元敵チームのキーパー、女性兵士あがりの選手、ガリ勉で真面目な選手、豪快な主人公の母親、主人公を支えるシングルファーザーの男性、主人公を応援するラジオ局のヒップホップな黒人女性DJ…
個性的なメンツが揃っていて、それぞれの人物のエピソードをうまく繋げば面白くなりそうです。

それがそうならなかったんですよ(笑)
問題なのは、本来スポ根キューティー映画として撮られるはずが、、監督のこどわりか、はたまた予算の関係からか(←これが原因でしょうね)、とにかく何を気が狂ったのか一番やってはいけないシリアスなオフシアター系にありがちな、ざらついた画面に手持ちカメラで長回し・ロングショット多用という、およそ内容に不釣合いな画にしてしまったことです。

しかも、途中で主人公のジェサリン・ギルシグがまじ泣き芝居するシーンがあるのですが、それも「金も人も私の元から去った。借金だらけだし、もう、どうすればいいの!」というもので。重い、重すぎるよ(笑)

脚本の整理も編集も酷いです。次から次へと緩急いれずに問題発生しすぎ(笑)1つ問題が解決したら、それを喜ぶ間もなく次の問題が。あまりに問題が多すぎて、物語が展開中、今何が一番問題か分からなくなるくらいでして。

こういう映画は

・女性ホッケーチームを作ることになってしまい
・メンバー集めをしてみたら
・個性的なメンツが集まって
・なかなかチームが結束しなくて(うまくならなくて)
・一度はみんなバラバラになるものの
・やっぱり、がんばろうと一発奮起して
・最後の決戦へ

という展開が王道で、この映画も一応それを狙ってはいるのですが、個々のエピソードが思いつきで羅列してるだけなので一向に話が盛り上がらず、整理がつかず、そのわりに「結構色々ドラマが展開してるな~。もう後半かな?」と思ってランタイム見たらまだ30分しか経っていなかったという凝縮ぶり(笑)

主人公の息子は離婚した旦那のところに行っちゃうわ、チームにいる女軍人は「基地がつぶれたから」と唐突にレジ打ちのバイトをしてるわ(何だこのエピソードは(笑))、チームを作るための募金は投資会社に預けたら投資に失敗して0になって、それを提案した選手はトンヅラかますわ、不良キーパーはドラッグやってるわ…と問題が次から次へと際限なく広がる広がる。しかもどれ1つとして劇中で解決しないというのも凄いです(笑)
登場人物も個性的な人たちを設定しているのも関わらず、ちゃんと個々のエピソードを整理して描かないから、全員その他大勢になってしまい誰が誰やら…

主人公と恋愛関係に発展する男性には娘がいて、主人公の息子と同じ学校に通っているという設定です。それで何度か登校・下校シーンでバッタリ出くわしていくうちにお互い意識するようになり…という展開なのですが、男の娘が登下校シーンでも一切登場しないので、
「もしかして娘がいるふりをした、主人公を付け狙うストーカー?」
と妙な設定を思いながらドキドキして観ていた自分はバカなのでしょうか?

いや、ストーカー問題が唐突に発生したとしても全然おかしくないくらい、あらゆる問題が発生し続ける映画ですから、そう思っても不思議じゃない!と自分に言い聞かせてみます。

だいたいこの映画の本筋である、女性だけのホッケーチームを結成するきっかけが、ローカルホッケーチーム同士の草試合後の酒の席で、主人公がいるチームと対戦して負けた相手チームに「女(主人公)が選手でいたから、試合で本気出せなかったんだ。」と負け惜しみを言われた主人公が「じゃあ、女だけのチームを作ってあんたらと試合をする!」と啖呵を切っただけなのに、チームはウーマンリブの巣窟みたいになるし、その男性チームとの試合前に別の男性チームと練習試合して負けてるし。

って、おいっ!
どこのチームであれ、男性チームに負けたら女性チームを結成した意味がなくなるやんけっ!

と、どこを切ってもメチャクチャですが、試合のシーンは迫力満点ですし、ラストの決戦は演出が下手で分かりにくいものの、感動的に盛り上がっていく「ような」展開になってるし(脳内で補完しましょう。じゃないと辛いです)。

とにかく全てがゆるいですが、キューティー映画はこれくらいゆるくても全然OKですから、突っ込みながら観るのに丁度いい、楽しい?映画です。

最後に、この映画最大の謎を。
不良キーパーが主人公に誘われてリンクに登場したシーンで、なんで不良キーパーのメイク、眉毛が「天才バカボン」に出てくるおまわりさんみたいに繋がってたのか分かりません。ゴスメイク的にはありなんでしょうか?
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