
Story
奥手のスタンリー(ルーク・ウィルソン)は、同僚で憧れのダイアナ(デニス・リチャーズ)が彼氏と別れた事を知り、友人のマイケル(ベン・アフレック)らの後押しでデートに誘うことに成功する。デート当日、何とかうまくデートは進んでいたが、ドライブ途中にスタンリーがホームレスのフィル(ジェイ・ラコポ)をひいてしまう。怪我はなかったものの、デートにフィルが同行することになりスタンリーの計画は大きく狂い始める…
Cast
デニース・リチャーズ:ダイアナ
ルーク・ウィルソン:スタンリー
ジェイ・ラコポ:フィル
ベン・アフレック:マイケル
マット・デイモン:ダイアナの元彼
Staff
製作:ベン・アフレック,マット・デイモン,スタヴロス・マージョス
クリス・ムーア,アダム・ローゼンフェルト,チャド・スノペック
監督:ジョーダン・ブラディ
脚本:ジェイ・ラコポ
撮影:ジョナサン・ブラウン
Goods
価格¥4,800
順位335,520位
出演デニス・リチャーズ, ルーク・ウィルソン, ベン・アフレック, ほか
監督ジョーダン・ブラディー
発行パイオニアLDC
発売日02.07.25
Notes
ベン・アフレックとマット・デイモンが設立した製作会社「パール・ストリート・プロダクション」の第1作目作品です。
邦題の『クリック2』は「クリック・クリック」と読むようです。この辺の邦題の投げっぷりが作品のテイストをよく表現しているかと(笑)
この手の『巻き込まれ型』パターンは、巻き込む側の人がハチャメチャなキャラクターでないと主人公たちが強引に引っ張られて展開が奇想天外になる面白さは出ません。で、その役割となるジョイ・コラボ演じるホームレスはどうかというと「普通で個性の全くない」凡庸なキャラクター。
妙にニヤニヤしてるだけなので、最初ただの白痴キャラなのかと思いました。どうも「ちょっと変わったキャラ」を演じようとして失敗しているようです。
とにかく脚本&ホームレスのフィル役のジョイ・ラコポはベンとマットの友人でコメディアンらしい…のですが、演技も脚本も全てにセンスがないので、せっかく面白い展開になりそうな映画のアイディアを全部自らぶち壊しています。
ラストは謎のダンスを『何のオチもなく』偉そうに披露してるし…何がしたいんだ、ジョイ・ラコポ。
情けない巻き込まれ型主人公をやらせたら天下一品のルーク・ウィルソンと、『スターシップ・トゥルーパーズ』以来「出世のために男を乗り換える魔性の女」役が定番化したデニース・リチャーズ。デニスがいつもと違って、実にまっとうでかわいいヒロインを演じたのにもったいないです。
プロデューサーでもあるマット・デイモンが1シーンにゲスト出演しています。普段と違って感情表現の幅が大きな情けない役を面白がって演技していて、そこは楽しいです。