Home Column 2015年トニー賞オープニングは往年のミュージカル・メドレーと掛け合い

2015年トニー賞オープニングは往年のミュージカル・メドレーと掛け合い

2015年トニー賞オープニングは往年のミュージカル・メドレーと掛け合い
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現地時間6月7日に行われた米国演劇界の最高賞トニー賞の69回目となる授賞式がありました。司会はキューティー映画でもお馴染みの2人、クリスティン・チェノウェス&アラン・カミングです。オープニングでは、2人による往年のミュージカル・ナンバーの掛け合いが行われました。


2013年のニール・パトリック・ハリス、2014年のヒュー・ジャックマンのパフォーマンスに比べると、クリスティン・チェノウェス&アラン・カミングという、トニー賞受賞者を2人配置した今年のオープニングは、ミュージカル・ファン以外が見るにはマニアックで超地味なものでした。

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現地時間6月9日に米国演劇界の最高賞トニー賞の67回目となる授賞式がありました。司会はニール・パトリック・ハリス。3度目の司会となります。そのニールがオープニングで披露した歌と踊りの映像です。とにかくす...

2人の掛け合いは大人の笑い満載で楽しいのですが、ここ数年、トニー賞のオープニングは誰が観てもすぐに凄さが分かるエンタテインメントとしてのパフォーマンスを見せてくれていましたから、今回はそういう意味では何ら驚きはありません。英語が分からないと掛け合いが面白くないのも非英語圏の人間には辛いものです…(笑)

クリスティン・チェノウェスは、この手の掛け合いをしている時のチョコマカした動きがとてもかわいいです。
2013年のアカデミー賞授賞式のエンディングで、司会のセス・マクファーレンと一緒に掛け合いで歌を披露したのを思い出しました。

2013年2月24日(現地時間)に幕を閉じた第85回アカデミー賞。今年のテーマである「ミュージック・イン・フィルム」の通り、全体に歌がメインのショーでした。オープニングから、チャニング・テイタムとシャーリー...

まずアラン・カミングによる「キャバレー」の「Willkommen」で始まります。大きな拍手が沸き起こります。アラン・カミングは1998年「キャバレー」でトニー賞を受賞していて、この歌は彼の十八番です。

そして「イントゥ・ザ・ウッズ」の「It Takes Two」を2人で歌い、アランが「ウィケッド」の「Popular」をクリスティンの耳元でおちょくるように歌います。クリスティンは「ウィケッド」のオリジナル・キャストの主役の1人でした。

そして指パッチンをして「ウェスト・サイド・ストーリー」の「Cool」を歌いながら、客席にいる映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインを紹介する時、2人はチャールズ・チャップリンの映画『モダン・タイムス』の「Smile」を歌います。

ハーヴェイ・ワインスタインは2004年公開の映画『ネバーランド』のミュージカル版を製作しています。このミュージカル、一度上演したものの不評で、ハーヴェイは思い切ってスタッフ・キャストを総入れ替えして再度上演。これが高評価・大当たりとなりました。

そのネタを使って2人は「Smile」をハーヴェイに歌ったわけです。そして歌詞にちゃっかり「2人も映画化の際はスケジュール空いているので〜」と組み込んで笑いを取っていました。

そして、主演女優賞候補のヘレン・ミレンを紹介し、「南太平洋」の「There Is Nothing Like a Dame」を歌い、その歌の間、クリスティンはイギリス人の歯並びの悪さをヘレンに言い続けるという、典型的なアメリカン・ジョークを繰り出し、ヘレンに退場を即されます。

来年は70回目ということで、大掛かりなオープニングを期待したいと思います。
https://www.youtube.com/results?search_query=tony+2015+opening