
クリス・ブラウンなどスペシャルゲストが登場する白人のコミカル系ラッパー、リル・ディッキーの「Freaky Friday」のMVは、リンジー・ローハン主演『フォーチュン・クッキー』のパロディとなっています。
「Freaky Friday」はリンジー・ローハンとジェイミー・リー・カーティスが共演したディズニー映画『フォーチュン・クッキー』(2003)の原題です。元々はジョディ・フォスターとバーバラ・ハリス共演の『フリーキー・フライデー』(1976)がオリジナルで、ミュージカルになり、そのミュージカルの映像化も予定されています。
『フリーキー・フライデー』は、ケンカばかりしているティーンの娘とその母親の体がある日突然入れ替わってしまい、お互いに相手の苦労を体験することで、相互理解するようになる、というのが大筋です。
2003年版の邦題が『フォーチュン・クッキー』になったのは、互いの体が入れ替わるきっかけが、アメリカにある中華料理店に出てくるおみくじ入りお菓子”フォーチュン・クッキー”と、不思議な力を持つおせっかいな中華料理店のおばあさんによるものだったからです。(オリジナル版は念じるだけで体が入れ替わっていました。)
今回リル・ディッキーの「Freaky Friday」はそのタイトルどおり、入れ替わりをテーマにしています。地味なラッパーのリル・ディッキーが願って入れ替わってしまうのがクリス・ブラウン。その時の入れ替わり方法が「フォーチュン・クッキー+中華料理屋のおじいさん」で、オリジナル版ではなく2003年版のパロディになっています。
MVはラスト、中華料理屋のおじいさんの不思議な力の乱用で、エド・シーラン、DJキャレド、そしてモデルのケンダル・ジェンナーの体に次々と入れ替わり、本人たちがカメオ出演するという豪華さです。最後の最後はリンジー・ローハンに入れ替わってほしかったのですが…
MV監督はトニー・ヤセンダ。