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『ダーティ・ダンシング』主題歌「タイム・オブ・マイ・ライフ」のPV監督グレッグ・ゴールド死去

『ダーティ・ダンシング』主題歌「タイム・オブ・マイ・ライフ」のPV監督グレッグ・ゴールド死去
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greg-gold-rip_00『ダーティ・ダンシング』主題歌「タイム・オブ・マイ・ライフ」のPV監督を務めたグレッグ・ゴールド氏が亡くなりました。享年64歳。


グレッグ・ゴールド氏は1986年に、デヴィッド・フィッシャーやナイジェル・ディック、ドミニク・セナらとビデオ映像制作会社「Propaganda Films」を設立し、多くのPVを手がけました。Propaganda Filmsからはマイケル・ベイやマーク・ロマネクなどの映画監督が輩出されています。

そして、会社設立の年にグレッグ・ゴールド氏が手がけたのが、名作『ダーティ・ダンシング』の主題歌「タイム・オブ・マイ・ライフ(原題:(I’ve Had) The Time Of My Life)」のPVでした。

この頃、映画の主題歌のPVは基本的に映画の映像を挿入して構成するのが、『フラッシュダンス』『フットルース』などから定番となっていました。
その中でも「タイム・オブ・マイ・ライフ」のPVが特に素晴らしいのが、ビル・メドレーとジェニファー・ウォーンズの歌うシーン、PV用にダンサーたちが踊るシーンを、窓から指す光と人物のシルエットで作っていて、それがときたま挿入される映画のシーンと対比して、3つの映像が見事なコントラストを演出している点です。

最初はシルエット中心のPV映像に映画のシーンが挿入されるという構成ですが、サビのあたりからジェニファー・グレイとパトリック・スウェイジの姿が多く挿入され、音楽とともに映像がどんどん盛り上がっていきます。
極めつけは間奏の終わりのところ。音に合わせて短いアクションカットをつなぎ、最後、残り30秒ちょっとあたりからは映画の本編映像と歌とダンスのカットが矢継ぎ早に挿入され、独立したPVでありながら、ちゃんと映画のプロモーション映像に仕立てあげられた編集テクニックは、もうお手本中のお手本だと思います。

グレッグ・ゴールド氏のご冥福をお祈りします。
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