Home 国内NEWS 『魔女見習いを探して』本編冒頭6分を公開

『魔女見習いを探して』本編冒頭6分を公開

『魔女見習いを探して』本編冒頭6分を公開
0

1999年から4年に渡ってシリーズとして放送された「おジャ魔女どれみ」の20周年記念となる『魔女見習いをさがして』。その冒頭6分が公開されているのでご紹介。


本作は、人気アニメシリーズの記念碑である映画であえてシリーズの映画化を選ばず「どれみを見て育った3人の女性の物語」という完全新作、しかもどこにでもいそうな女性3人を描くキューティー映画仕立てで作られた、とても挑戦的な企画です。

断言しますが、『魔女見習いをさがして』は歴代邦画キューティー映画でも10本の中に入る作品です。
アニメでこういうタイプのキューティー映画が登場したのは、(勝手に(笑))感無量です。
ぜひキューティー映画ファンには映画館で体験してもらいたい作品です。

「既存作品を劇中で活用し、別の登場人物とお話を描く」という手法は本家キューティー映画ではよくあります。近年ではイタリア映画の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の映画のファンの女性が彼を求めてイタリア旅行をするクセニア・ソロ主演『フェリーニに恋して』、「スター・トレック」マニアの自閉症のヒロインが脚本コンテストのために旅をするダコタ・ファニング主演『500ページの夢の束』、キューティー映画から社会や学園生活を学んでいた暗殺者として育てられたヒロインが実際に普通のティーンの生活をすることになるヘイリー・スタインフェルド主演『ベアリー・リーサル』などなど…

これらの映画は、劇中で観客である我々の知る映画が存在しており、それらが登場人物たちに影響を与えます。
『魔女見習いをさがして』もこのスタイルで作られており、「おジャ魔女どれみ」を子供の頃に見ていた、場所も年齢も異なる3人の女性たちが「どれみ」を見ていたことで仲良くなり、それぞれを助け合うというお話です。

それをシリーズを支えてきたオリジナルスタッフ(共同監督:佐藤順一、脚本:栗山緑(山田隆司)、キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦)を中心に、若い女性スタッフ(共同監督:鎌谷悠、作画監督:中村章子)たちが新たに参加しているのも、キューティー映画的なスタッフ構成です。

観客層は「どれみ」を知らない人をまずターゲットとしています。「どれみ」を見ていなくても(忘れていても)、「そういうTVアニメが過去にあった」という程度の知識で遜色なく楽しめる内容となっています。
もちろん、「どれみ」を見てきた人には楽しい仕掛けがあちこちにたくさん散りばめられています。

映画冒頭6分はキャラクター紹介を兼ねたものですが、まさに「どれみ」を知らない人でも知っている人でもグッと掴んでくる内容となっています。

アニメ技術的には、この6分に全てが詰まっています。見どころ満載です。どのカットもレイアウトのパースやキャラクターのポーズが実にナチュラルで決まっていて、丁寧な仕事ぶりが劇場らしさを醸し出しています。
(近年のアニメは写真やCGをもとに背景を作り、そこに手描きのキャラクターを乗せて画面を作るのですが、微妙に背景とキャラクターのパースが狂っていたり、絵ではない背景が全体を占めるので画面が絵ではなく人工的だったりしてイマイチな物が多いのです。)

『魔女見習いを探して』、ぜひ「セックス・アンド・ザ・シティ」を楽しむように見てください。
公式サイト:https://www.lookingfor-magical-doremi.com/