Mental

5人の個性的な娘たちを抱えたお母さんが子育てに疲れ、神経に異常をきたして入院してしまう。市長を目指す父は子供の世話のため、ヒッチハイクをしていた豪快な女性を家政婦として雇うが…というお話。出演はトニ・コレット、リーヴ・シュライバー、アンソニー・ラパリア、レベッカ・ギブニー、デボラ・メイルマン、リリー・サリバンほか。監督・脚本は『お買いもの中毒な私！』のＰ・Ｊ・ホーガン。全豪公開は2012/10/4。全米公開は2013/3/29〜

こちらはオーストラリア版予告編です。
https://youtu.be/W64dblt-GUQ
P.J.モーガンが『ミュリエルの結婚』主演のトニ・コレットと久々にタッグを組み、祖国のオーストラリアで撮った映画です。

オーストラリアでは2012年に公開され、2013年の第2回オーストラリア・アカデミー賞(AACTA)で主演女優賞、助演男優賞（リーヴ・シュライバー）、助演女優賞（レベッカ・ギブニー、デボラ・メイルマン）、オリジナル脚本賞、衣裳デザイン、オリジナル作曲賞、ヤング俳優賞（リリー・サリバン）にノミネートされました。

P.J.モーガンは『ベスト・フレンズ・ウェディング』『お買いもの中毒な私！』と、ど真ん中なキューティー映画を撮ってますが、今回みたいなちょっとひねくれたストーリーの方がこの人の場合はいい映画になると思います。
死んだ歌手の謎を、ファンだった主婦（キャシー・ベイツ）と歌手のゲイの恋人（ルパート・エヴェレット）がタッグを組んで探っていく『夢見る頃を過ぎても』は大傑作です。ラストがほんと素晴らしいんです。超オススメ。

予告編を見る限り、歌やシーン、両方で『サウンド・オブ・ミュージック』が重要な位置を占めていそうな気がします。今回の映画は5人の娘と家政婦の話、『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップファミリーも5人の娘でした。予告編にある山越えシーンもどこかで見覚えあるような…（笑）

閉塞していた家庭や家族、人間関係に他人（暴れん坊家政婦）が入ることで、新しい世界が見えてくる…という内容でしょう。これはいい涙を流せそうな気がします。
オーストラリア映画なので日本にはたぶんDVDスルーで入ってくると思いますが、ぜひ見たい作品です。