Bachelorette

Bachelorette
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高校時代、一番バカにされていた子が結婚することになり、ブライズメイズになった3人の同級生たちが独身お別れパーティーを開くが、その最中に思わぬアクシデントが発生し、解決のため1晩中NYを走り回ることになる…というお話。出演はキルステン・ダンスト、アイラ・フィッシャー、リジー・キャプラン、レベル・ウィルソン、ジェームズ・マースデン、アダム・スコットほか。監督・脚本は新人女性監督のレスリー・ヘッドランド。全米公開は2012/9/7~



タイトルになっている「Bachelorette(バチェロレッテ)」は新婦となる女性のために友人たちが最後の独身生活をお祝いするパーティーのことです。男性版は「バチュラー(Bachelor)」。
独身男性達のバチュラー・パーティでの騒動(正確には「騒動後」ですが)を描いたのが大ヒットコメディ『ハング・オーバー』シリーズでした。

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『ブライズメイズ』の日本公開時に、一部のキューティー映画の文法を持たない評論家などによって間違って宣伝された「女性版『ハングオーバー』」という言葉は、この映画に当てはまります。(ちなみに『ブライズメイズ』は「女性版『ハングオーバー』」ではありません。)

本作は明らかに「ブライズメイズ後」の作品です。
出演者で重要な役割どころに、『ブライズメイズ』でヒロインのルームメイト役で独特な笑いを作っていたレベル・ウィルソンを配置していることからも『ブライズメイズ』の言及がついて回る作品です。
ちなみに予告編を見る限り、「酔った勢いでウェディング・ドレスに2人で一緒に入ったためドレスが破れてしまい、それをコッソリ直すために…」という、物語が転がり始めるきっかけは、レベル・ウィルソンが新婦役だからこそですね(笑)

独身女性の生態を、女性スタッフが赤裸々に毒っ気たっぷりで描くのは『ブライズメイズ』の成功後のスタイルです。このスタイルの映画はリアリティ重視ですから、実は正統派キューティー映画より予算はかかりません(キューティー映画では重要な、派手な衣装やきらびやかな舞台をそんなに必要としないため。)。このスタイルはいかに観客の女性層の共感を得るかが勝負です。脚本の力が物をいいます。けど『ブライズメイズ』ほどの秀悦な脚本がそうそう出てくるとは思えませんが、今後インディーズ系ではこのスタイルが増えると思います。

本作の監督・脚本のレスリー・ヘッドランドは元々映画会社のワインスタイン・カンパニーでずっとアシスタント職を行なっていたようです。
本人がインタビューで「『プラダを着た悪魔』を映画館で見た時、周りは笑っていたけど自分は見てて苦しくなった」と答えていますから、そういう仕事だったのでしょう(笑)

けど出演者は豪華だし、プロデューサーにアダム・マッケイとウィル・フェレルが名前を連ねているし、インディーズ映画とはいえ、一介の映画会社のアシスタントにしては豪華すぎるデビュー作。アシスタント時代に培った人脈を活かしたのでしょうか?