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プリティ・プリンセス

プリティ・プリンセス
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キューティー映画の代表作だと思います。お話は少女漫画チックだし、展開も意外性はなくみんなの期待通りに事が運びます。

しかしそういうシンプルな女の子の夢物語に、日常的なエピソードでティーンの悩みや主人公と祖母の交流などを描き、観客にとって絵空事のようでいて手が届きそうな夢を与える、とても気持ちのいい映画になってます。

この作品がメジャーデビュー作となるアン・ハサウェイは、当時『プリティ・ウーマン』を大ヒットさせ、ジュリア・ロバーツをスターダムに押し上げた監督、ゲイリー・マーシャルによって「第2のジュリア・ロバーツ」として売り出されようとしていました。
映画のストーリー同様、シンデレラ・ガールだったわけです

映画はヒットしアン・ハサウェイは新しいプリンセス・アイコンとして認知されますが、アン自身はそこに留まりませんでした。
このシリーズでイメージがついた「いい子」キャラを払拭するため、その後の映画でヌードになったりしてイメージの脱却を図ります。そうしながら、普通の女の子がひょんなことから憧れの職業に付く…という夢物語『プラダを着た悪魔』1で等身大の共感するキャラクターを演じ若い女性層の支持を得ます。文芸物やサスペンスなど出演作の幅を広げながら、今やジュリア・ロバーツとはまた違うタイプの女優として、確固たる地位を築いて活躍中です。

アンは庶民的な愛嬌のある顔立ちから、化粧、衣装の具合で野暮ったいイメージから華やかなイメージまで演じられます。ちょっとたれ目が庶民的であり、顔立ちと首筋の美しさに気品が漂っています。これほど「変身」が絵になる女優さんもそういません。『プラダを着た悪魔』といい本作といい、アンの変身を実にうまく活かしています。

『メリー・ポピンズ』『サウンド・オブ・ミュージック』で素晴らしい歌声を披露していた名女優ジュリー・アンドリュースが、気品があり威厳を持つ女王クラリスを堂々と演じています。女王であると同時にヒロインの祖母という役で、高貴さと優しさを兼ね備えたキャラクターをチャーミングに演じています。
歌いませんが2、新人と大ベテラン有名女優という配役自体も、この映画のテーマに通じるものがあっていいですね。
アン・ハサウェイと街に繰り出し庶民的なことに色々挑戦するシーンはとても楽しいです。

祖母で女王のクラリスを慕う、ミアのボディーガード・ジョー役に、ゲイリー・マーシャル映画では常連、『プリティ・ウーマン』のホテル支配人役のヘクター・エリゾンドが渋く演じています。ただ、ボディーガードなのに女王をくどくのは、なんとなくキモかったですが3

この映画の原作タイトルと原題は「プリンセス・ダイアリー」なんですね。原作ではヒロインのミア視点で、日記風に日々の思いが綴られていて、お父さんは死んでないし4、クラリスとボディーガードのジョーの恋話はないし、映画のストーリーとは若干違いがあります。

とにかくアメリカ人らしい「ハイソ=ヨーロッパ貴族への憧れ」という図式を、日常でかわいらしく描いている良作だと思います。

プロデューサーには歌手のホイットニー・ヒューストンが名を連ねています。主に音楽関係のプロデュースを行ったようです。撮影当時、ゲイリー・マーシャルがインタビューで「誕生日にジュリー・アンドリュースとホイットニー・ヒューストンにハッピー・バースデーを歌ってくれたのが本当にうれしかったんだ。」と語っていました。

  1. 誰もが憧れる夢物語でありながら、一方で現実の厳しさ、仕事への取り組みの真剣さをちゃんと描いている傑作です。 []
  2. ジュリーの歌は2で披露されます。本作の頃、のどの手術に失敗し歌えなくなってしまったのです。 []
  3. しかし、これが次の「2」のラストの伏線になるとは! []
  4. 癌で睾丸摘出して子供が出来ないという理由。ここだけえっらいリアルで笑いました。 []