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エイミー・アダムス in ナイト・ビフォア・ウェディング

エイミー・アダムス in ナイト・ビフォア・ウェディング
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エイミー・アダムスの出世作『魔法にかけられて』に便乗して日本で発売されました。物語は群集劇なのですが、日本版DVDのパッケージデザインは、エイミーのみをフューチャーして、背景の風景(空、街並、湖)やロゴを『魔法にかけられて』と同じにするという徹底振り。けど絶妙に周囲の飾り縁などでオリジナリティも加えています。これをデザインした方のセンスとテクニック、本気で素晴らしいと思います。

物語は話の発端こそ、エイミー・アダムス演じるエリースとアダム・ガルシア演じるマイケルという、大学時代から付き合ってきてそのまま25歳でゴールインした、ある意味理想的なカップルの結婚がきっかけですが、結婚式前夜に集まった大学時代の友人達それぞれの悩み、秘密、成長を描いた群集劇になっています。
エイミー・アダムスが一応主役としてクレジットされていますが、エイミー中心にお話が進むというわけでもありません。

それぞれの悩みやエピソードは結構ありきたりのステレオタイプなものですが、ミーナ・スヴァーリやコリン・ハンクスなど芸達者な役者達のおかげで、どのキャラクターも愛すべき存在としてじっくり丁寧に描かれていきます。

お話の展開も淡々としています。ドラマティックな展開があるわけでもなく、とても日常的な小さなエピソードが、これまた丁寧に1つ1つ積み重ねられます。
だからといって地味な話ではありません。どこにでもいる若者たちの話になっているからこそ、観客も共感できます。

日本公開に関してはDVDパッケージや邦題から、ヒット作の漁夫の利的なところが多々あります。しかし、そのおかげで実に心温まる佳作を見ることが出来ました。
うれしい誤算でした。