Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/onebilling/cuemovie.com/public_html/wp-content/plugins/wordpress-ping-optimizer/cbnet-ping-optimizer.php on line 533
Home Review プリティ・ライフ2 ヘイリー・ダフの学園天国

プリティ・ライフ2 ヘイリー・ダフの学園天国

プリティ・ライフ2 ヘイリー・ダフの学園天国
0

[cptr]
邦題は『プリティ・ライフ パリス・ヒルトンの学園天国』の続編のようなタイトルですが、全く関係ありません。今ひとつパッとしないヒラリー・ダフのお姉さん、ヘイリー・ダフが主演です。
ヘイリーは本作で悪女を熱演。コミカルなセックスシーンも披露しています。ヘイリー姉ちゃん、妹のヒラリーより演技は達者だと思います。この映画はヘイリーの演技力で支えられています。

日本では今ひとつわかりにくい、アメリカの大学の社交クラブ1の実態がリアルに描かれています。

女子のみの社交クラブを「ソロリティ」と呼びます。クラブ名は伝統的にギリシャ文字の2もしくは3文字でつけられます。『キューティ・ブロンド』では「デルタ・ヌゥ」、『プリティ・ライフ パリス・ヒルトンの学園天国』では「ガンマ・ガンマ」、本作品に出てくるソロリティは「オメガ・カッパ」。
たいていが1つの広い家で共同生活を行います。入会を希望する人たちは、この住居を求めての人も多いようです。人気のある社交クラブは建物も豪勢らしいです。
社交クラブではお互いを「姉妹」と呼び合います。この作品でも「姉妹」という言葉が頻繁に登場していました。

で、映画の内容ですが、まぁ~ゆるい(笑)
無駄なカットが多いこと多いこと。

殺人事件があった後、ヘイリーたち女子大生が警察でそれぞれ尋問を受けるのですが、このシーンが長い割に全く面白くもなく、本編とは関係ないのも問題です。

尋問と同時に、事件当時の再現フィルムがそれぞれの立場で描かれます。ここでヘイリーたちが絶妙にウソをつくんです。
「おっ!この構成は「藪の中」パターン2」じゃないか!嘘の中に新しい真実が出てきて、そこから真犯人がわかるのか?」と期待したのですが…

単に刑事役のトム・グリーンや他2人の刑事に見せ場(ギャグ)を用意しただけなのはミエミエ。
だいたい、刑事たちは散々長いこと取調べのシーンをやったあげく、ストーリー的に何の進展もなくヘイリーたちを無条件で解放。そのとき「おまえ達を見張っているからな!」と啖呵をきるのですが、それまで散々取調べをしていたトム・グリーンたちが監視をするのではなく、実際に監視するのは突然現れた「どこぞのバーの用心棒のような」ごっつい体をした2人組。誰だよ、おまえら(笑)

普通は取調べした刑事たちがそのまま監視もやるでしょ~。じゃないとなんで取り調べシーンで濃いキャラをこっちに見せ続けたんだよ。そのまま物語の重要な登場人物として出てくるからじゃないの??で、トム・グリーンたちは以後出てきません。おーい(笑)
だいたい後の「どこぞのバーの用心棒のような」ごっつい体をした2人組、絶対刑事に見えないのですが。スキンヘッドとモヒカンだし。

ここはバッサリ切って、オメガ・カッパのお色気シーンを増やしてほしかったです(笑)

この映画が今ひとつパッとしないのは、出演者の芝居のメリハリのなさのせい3というのも原因の1つとしてあるのですが、そんな中、ヘイリーの側近役を演じている香港の女優モニカ・ローの演技が断然光っていました。
わざとらしい笑顔、目の芝居や大袈裟な身振り手振りなど、他の出演者が今ひとつ演技にメリハリがなかったのも相まって、ヘイリーと共にこの映画を支えていたと思います。

内容はコメディー?サスペンス?ホラー??青春物??と今ひとつ焦点が定まらず。制作者としてはスリラーにしたかったんでしょうか?なってませんが(笑)
けど題材はとても面白いし、話の運び方・アイディアもよかったので、もうちょっとうまくシナリオをまとめたらキューティー映画として佳作に化けた可能性もあります。

  1. 社交クラブに関してはWikipediaに詳しく書かれています。 []
  2. ひとつの事件に関係した複数の人たちが、それぞれ自分の立場からの証言を話しているうちに、真実がどんどん変化して誰の証言が正しいのかわからなくなる…というパターンで、芥川龍之介原作「藪の中」を黒澤明が『羅生門』として映画化して有名になりました。 []
  3. コメディー系のキューティー映画はオーバーアクト気味のほうが観ていて楽しく、映画の雰囲気を作り上げます。 []