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幸せのレシピ

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ドイツの女性監督が撮った『マーサの幸せレシピ』のリメイクです。

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キャラクターの名前は全てオリジナルから変更されています。
ドキュメント映画を中心に活動し、リアルで淡々とした描写が得意のケリー・ヘイセンが監督。
個人的にこの監督はドキュメントをやってるくせにキャラクターの内面を掘り下げることが出来ず、とにかく描写の積み重ねに終始していて演出は凡庸という印象があります。

この手のリメイクの場合、アメリカ製になるとロマンス中心で軽くなるのですが、このリメイクはオリジナルより逆に重くなった印象です。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じる主人公ケイトのロマンスの相手、ニックを演じるアーロン・エッカートの起用でオリジナル以上にロマンス色が強くなっているはずなのですが、オリジナルより軽さがあまり感じられません。

そういう印象をもったのは『リトル・ミス・サンシャイン』のおなかぽっこり娘1アビゲイル・ブレスリン演じる母を亡くした女の子、ゾーイに焦点を当てているせいだと思います。
その結果、ケイト中心というより、ケイトとゾーイのそれぞれの変化が同等に描かれることになり、そうなるとゾーイの悩みがそんなに簡単に解消されるわけではないですから、どうしても重くならざるをえないのではないか、と。
そこに先に書いたケリー・ヘイセン監督らしいメリハリのなさが加わってしまったのが残念でした。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズのナチュラルなメイクはとても凛としてて美しく、自分の生き方に悩みつつ、肯定しようともがく負けず嫌いなキャラクターを、抑えた芝居で見事に演じていました。

ニックの設定はオリジナルではイタリア人でした。これには意味がありました。ゾーイがニックに興味を持つ理由、舞台設定、さまざまな理由でイタリア人となっていました。
しかし、このリメイクでは「イタリアに憧れるアメリカ人のフレンチコック」という設定になっています。ニックはイタリアに憧れ厨房でイタリア・オペラを流すという、日本で言うところの日本に憧れてギターで演歌をハードロック調に演奏するマーティ・フリードマン2みたいなキャラに(笑)

しかし、劇中のイタリアオペラを収録したサントラはアメリカ・ビルボードのクラシックチャートで1位を獲得していますから、「イタリア」の設定を残した意味はあったということでしょうか?

最後に

マチャアキがかくし芸で苦労して披露するテーブルクロスの早抜きを、1シーンでさらりとやってのけるゼタ姉さん3を見て、やはりハリウッド女優は凄いなと思いました(笑)

  1. 『リトル・ミス・サンシャイン』でのおなかポッコリは詰め物をして作ってたそうです。 []
  2. 元メガデスのギターリスト。親日家で有名。 []
  3. 相当特訓したそうですが []