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この映画はハンナ・バーべラの『Josie And The Pussycats(邦題:ドラドラ小猫とチャカチャカ娘)』というアニメが原作です。
ハンナ・バーベラは「トムとジェリー」「チキチキマシーン猛レース」「原始家族フリントストーン」などを作ってました。
この作品の監督ハリー・エルフォント、デボラ・カプランの2人(コンビのようです)は、この作品の前に『フリントストーン2』を撮ってるんですね。何か関係あるんでしょうか?
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この映画、女の子のロックバンドのお話ですが、映画制作当時の最新ロック、ポップが好きな人には楽しいネタが満載です。
プロデューサーに売れっ子プロデューサーのベイビーフェイスがいるので、音楽は非常によく出来ています。
R&Bを中心にメロウな曲のプロデュースを得意とする黒人のベビーフェイス1がパンキッシュな白人ロックをプロデュースしているというのも面白いですし、これが凄くはまってます。
明らかにバックストリート・ボーイズかインシンクをパロった「デジュー」2が面白く、またこのグループが歌う「Back Door Lover」が、パロディー曲のくせにむかつくくらい耳に残るんですよ。さすがはベイビーフェイス(笑)
『プッシーキャッツ』が歌うロックもちょっとパンク風味で疾走感があってとても気持ちいいです。3ちゃんとラストにオリジナルの「Josie And The Pussycats」がパワーロック風にアレンジされてかかります。かっこいいです。ロックファンは劇中の音楽に注目して欲しいです。
所々に出てくるロックネタが面白いです。詳細はネタバレになるからあえて書きませんが、ラストの方でデジューのメンバーが言う
「メタリカのコンサート会場でファンに袋叩きに合いかけたけど、僕だけが「Enter Sandman」を歌えて助かったんだ!」
という台詞は笑いました。言うまでもなくメタリカは今のヘビーメタルの代名詞のようなバンドで、男のイカツイファンが多数を占めてます。
なぜでデジューのメンバーがそのような目に合うことになったのか?は映画をご覧ください。
他にも悪の親分の女社長が企みを説明してるときにスパイスガールズが出て来たり、主人公たちが売れ始めたとき、ビルボードの新聞の裏面がデジューのボックスセットの広告4だったり、とロック・ポップファン向けギャグで、実にいいとこを付いてきます。
カメオ出演も多くあります5。
MTVのVJカーソン・デイリー、俳優のユージン・レビイ、元フィギュア ・スケートのテイラン・オニールなどなど…
ベビーフェイスもカメオで出ています。映画の中に出てくる掃除夫に注目です。探してみてください。
中身の方はアニメ原作でティーンエイジャーを対象にして、内容もお気楽&ちょっとSF的6な映画なのに、出てくる女の子たちの衣装が結構みんなきわどいです。
レイチェル・リー・クックのロッカーらしい衣装もセクシーですし、後に『メン・イン・ブラック2』『シン・シティー』に出てる黒人のロザリオ・ドーソンも後にかなりダイエットしてほっそりしますが7、この頃は肉付きもあってダイナマイト!な感じで実に美しい。タラ・リードの衣装は前も背中もばっくり開いててセクシー…でもちょっと抜けたキャラクターを楽しそうに演じてます。
でも、衣装も美術や小物がとてもポップでキュートな色とデザインです。その辺は実に正当なキューティー映画でした。楽しく気軽に観れてお勧めです。