Home Review 【感想】『アナと雪の女王2』を音楽とアニメーションでかたる

【感想】『アナと雪の女王2』を音楽とアニメーションでかたる

【感想】『アナと雪の女王2』を音楽とアニメーションでかたる
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大ヒット上映中の『アナと雪の女王2』を音楽とアニメーションの側面から語ってみます。ネタバレはしていませんが、後半の展開のことも書いています。見る前に鑑賞ポイントのヒントを得たい方にはオススメですが、初見で感動したい方はパスが賢明です。

サントラに沿って曲とミュージカルシーンの感想

サントラの収録曲に関して、エンディングに流れるテーマ曲を省いた歌曲は、前作が9曲、本作は8曲です。
しかし実際見てみると、劇中では8-1+2の9曲がミュージカルシーンで歌われています。「-1」「+2」については後述します。

ありがたいことにディズニー公式が全曲Youtubeにアップしてくれているのでそれを使って感想を書いていきたいと思います。

All Is Found(魔法の川の子守唄)


冒頭にアナとエルサの母親(エヴァン・レイチェル・ウッド)によって歌われる曲です。この曲のメロディが本編全体を大きく包み込むフレーズになっていることが後にわかります。

この曲は大人になったアナとエルサがベッドで一緒に歌うシーンや、ノーサルドラの村でもちょっとだけ歌われます。

Some Things Never Change(ずっとかわらないもの)


このミュージカルシーンのはじめに、寝転ぶオラフの横にアナが一緒に寝転ぶカットがありますが、スカートの中の生足が一瞬あらわになる描写があります。こういうシーンでは通常スカートの動きを調整して生々しさを隠すのが常套手段ですが、この辺の表現の自然さは本作が目指すアニメーション・スタイルの象徴だと思います。

ミュージカルシーン自体はキャラクターの顔見せ的な演出ですが、前作の「For the First Time in Forever(生まれてはじめて)」での、カーテンを巻きつけた芝居やチョコレートの銅像に語りかけるアナの素晴らしい演技ほどのインパクトはありませんでした。

Into the Unknown(イントゥ・ジ・アンノウン)


本作のテーマ曲として公開前からプッシュされていた曲です。ノルウェーの歌手AURORAが歌うスキャットが、シーンとして見ると光の表現と相まってとても印象的です。このスキャットの「アーアー・アアー」というフレーズは本作をイメージする音としてはシンプルで見事な音階だと思います。このフレーズも「All Is Found(魔法の川の子守唄)」同様、映画全体の重要な要素として関わります。