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『ディセンダント2』ミュージカルシーン紹介

『ディセンダント2』ミュージカルシーン紹介
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現地時間7月21日にプレミア放送された、ディズニー・チャンネル・ムービー『ディセンダント2』の全ミュージカルシーンをご紹介。


『ディセンダント2』は、ロスト島という島に集められ封印されているディズニー・ヴィランの子どもたちが、ディズニープリンス・プリンセスの子どもたちが通う学園に通ったら?というお話『ディセンダント』の続編です。
こちらが前作のミュージカルシーンの紹介記事です。

米ディズニー・チャンネルで7月末に放映された、おとぎ話の悪役の子どもたちが、王子やお姫様の子どもたちの高校に通うことになるミュージカルTV映画『ディセンダント』のサントラアルバムが大ヒットです。『ディ...

前作でめでたく『マレフィセント』の娘マル(ダヴ・キャメロン)は『美女と野獣』の息子ベン(ミッチェル・ホープ)と相思相愛になり、仲間のイヴィ(ソフィア・カーソン)、カルロス(キャメロン・ボイス)、ジェイ(ブーブー・スチュワート)と共に、オラドンでのんびり楽しく過ごしていましたが、マルは窮屈な王族のしきたりに従うのに疲れて、ある日生まれ故郷である悪役たちが住むロスト島に戻ります。そこではオラドン高校に選ばれなかったことを恨んでいる『リトル・マーメード』アースラの娘ウマ(チャイナ・アン・マクレーン)、『ピーターパン』フック船長の息子ハリー(トーマス・ドハーティ)、『美女と野獣』ガストンの息子ギル(ディラン・プレイフェア)たちがマルたちを恨んでいて…というお話です。

監督・振付は前作と同じ『ハイスクール・ミュージカル』の大ベテラン、ケニー・オルテガ。

前作では親子の関係がメインテーマでしたが、今回は可能性と友情がテーマです。前作では主人公たちの親である、マレフィセントなどディズニー・ヴィランがそれぞれ登場しましたが、本作ではほぼ誰も出てきません(アースラがちょっとだけ登場しますが…)。ヴィランズの子どもたちだけでお話が進みます。
大人のキャラクターが出ないことで、ちょっとドラマとしては弱くなった気がしますが、メインキャラクターたちの成長を描くには不要であることも理解できます。

米ディズニー・チャンネルは前作同様、劇中のミュージカルシーンを全て公式公開しています。前作もですが『ディセンダント2』がミュージカルシーンは実はさほど多くなく、基本的にドラマ中心の作りになっているので、ミュージカルシーンだけを見ても本編を見たことにならないからです。以下、劇中での登場順にご紹介します。

Ways to Be Wicked

主題歌であり、オープニングを飾るナンバーです。毒入りりんごを食べてみんなワルになる…というのを各キャラクターの紹介も含めて大掛かりに見せていきます。

What’s My Name

『リトル・マーメイド』アースラの娘ウマ(チャイナ・アン・マクレーン)、『ピーターパン』フック船長の息子ハリー(トーマス・ドハーティ)、『美女と野獣』ガストンの息子ギル(ディラン・プレイフェア)によるミュージカルシーンです。
狭い場所を多数のダンサーが占めているシーンですが、各々のダンサーたちがイスを出したり次のダンスのために踊りながら移動したり、かなり複雑なフォーメーションを次々に繰り広げています。

Chillin’ Like a Villain

今回の『ディセンダント2』で最もポップで楽しい曲です。ここ最近のヒット曲の旋律が全て盛り込まれています。ロスト島に戻ったマルを連れ戻すために初潜入したベン(ミッチェル・ホープ)に、みんながロスト島でのワルの心得を教えるというミュージカルシーンで、踊りや掛け合いも楽しいシーンに仕上がっています。

Space Between

マルとイヴィの友情を歌うデュエットシーンです。前作の映像を回想シーンとして使いながら感動的なシーンに仕上っています。本作のハイライトと言ってもいい名シーンです。

It’s Goin’ Down

マルを連れ戻しに来たベンはウマたちに捕らえられてしまいます。それを救出にくるマルたち。海賊船を舞台に共に歌いながら対立し、ドラマ展開としてキャラクターの台詞を歌にしていくという、実にミュージカルらしいシーンです。
このシーンに限らず、今回『ピーターパン』フック船長の息子ハリーを演じているトーマス・ドハーティがとても妖しい魅力を持つキャラクターを好演しています。

You and Me

ラストの大団円ダンスシーンです。なぜ床が水浸しでみんながずぶ濡れなのかは、本編をお楽しみということで。
とにかく床が水浸しの中でのダンスシーンという、足元は滑りやすくて危険だし、水しぶきで撮影は大変だし、カットの繋がりを考えると濡れた人々を何テイクも撮るのは面倒だし…という実に挑戦的なアイディアのダンスをラストに持ってきました。
踊りながら水しぶきをあげるのが、ダンス的にも画面的に面白い効果になっている反面、曲調がミディアムテンポのしっとり系で、ダンサーたちが若干おっかなびっくりになってしまっていて今ひとつダンスに瞬発力が弱い…とラストのダンスシーンとしてはちょっと消化不良です。しかし、こういうアイディアを思いついて実行するところが凄いですね。何よりバシャバシャ水しぶきをあげて踊る出演者たちが楽しそうです。