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Go! Go! チアーズ

Go! Go! チアーズ
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[cptr]
いやぁ、ゆるい(笑)
編集もストーリー運びもゆるく、全体のテンポがとにかくユルユル。
「レズでもホモでも、みんな自分らしく生きましょう」という、何気に大事なテーマが皮肉たっぷりに語られているんですが、ベタベタなギャグも満載というなんともトンマな感じ(ほめ言葉です)がとってもかわいらしいキューティー映画です。

画面のピンク度では『キューティ・ブロンド』に勝ってます。
主人公以下、女性キャラの衣装はずっとピンク、キャンプの女校長のスーツもピンク(ベッドもライトスタンドもピンク)、キャンプの部屋は壁も床もベッドもシーツもみんなピンク…
画面のどこかが常にピンク色です(笑)

主役のナターシャ・リオンの、大きなおめめをキョロキョロさせて事件に巻き込まれていくオドオドぶりがとってもかわいいです。
最初に彼氏とブチューと長時間キスをするシーンがあるんですが、そのときの目のクルクル回しっぷりがキュート。妄想の中での女の子のキスシーンもディープキスなんですが、なんだかいやらしくなくかわいらしい。ラストの意を決して行う愛の告白シーンが不器用ながらとっても素敵です。

この映画、ナターシャ・リオンの垢抜けないホンワカさと、クレア・デュバルの憂いと影を持つ不器用な人物を演じるマジ芝居(笑)、しかもその2人がレズ・カップル、というアンバランスさが面白くしています。

さらに、こういう映画ではお約束の、クネクネしたゲイ1で笑いを取るシーンはどれも成功しています。
ゲイ達を矯正する黒人教官(元ゲイという設定)のTシャツには思いっきり「Straight is Great」とプリントされてるベタな笑いも面白かったです(笑)

そのゲイ達の中に『タイタンズを忘れない』『ドリヴン』のキップ・パルデューがいます。キップのデビュー作です。男とチューしたりまぐわったり、罰として犬小屋に入れられたり大活躍(?)です。

他に、『2番目のキス』に出ていたアイオン・スカイが、主人公がキャンプに入るとき見せられるビデオの中で、レズから見事矯正して男性と結婚した人を演じています。

音楽も要所要所に、センスのいい選曲がなされていて、途中に出てくるゲイ・バーでかかっているハウスなどは、低予算の映画にしてはとってもかっこいい曲だと思いました。

(以下ネタバレです)
ラストのラストも、しゃれたオチがついてて面白かったです。
エンディングのスタッフロールが出る直前にカメラが捉える人物に注目すると、「あぁ、なるほど、やっぱりね。」と笑えます。

その人物とは同性愛矯正キャンプの女校長で、「同性愛者を子に持つ親の会」にこっそり参加しているんですね。
つまり、映画の中で途中何度か出てくる女校長のマッチョな息子(ゲイっぽい仕草を多数披露していますが、ストレートという設定)が、結局はゲイになってしまっい、女校長はゲイの息子を持つ母になってしまった…というオチですね。

  1. 女主人公の気持ちを一番理解くれる友達という設定はお約束です。 []