
『ワンダーウーマン』がオリジナル(単独出演)のスーパーヒーロー映画の中で、全米と全世界の興行成績で歴代1位となりました。
続編や複数のキャラクターが一緒のユニバースものではない、スーパーヒーロー単独出演の作品では、これまでトビー・マグワイア主演、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』(2002)が全米興行成績、全世界興行収益、共に史上最高でした。今回『ワンダーウーマン』がこれらの記録を15年ぶりに塗り替えたことになります。
『スパイダーマン』全米:4.037億ドル(約460.5億円)、全世界:8.2170億ドル
『ワンダーウーマン』全米:4.125億ドル(約470.6億円)、全世界:8.2174億ドル
『スパイダーマン』は現在の”スーパーヒーローもの”というジャンルを作るきっかけになった金字塔的作品です。一方で『ワンダーウーマン』は”スーパーヒーローもの”では初の女性主人公作品です。
今回の歴代1位の交代は、”スーパーヒーローもの”が歴史を重ねて多様化し、次の段階に進むことを示しているようにも思えます。
『ワンダーウーマン』、公開前は批評、観客支持がここまでになる作品とは誰も思ってもみませんでした。もしかしてアカデミー賞受賞をありうるかもしれません。