『きっと、星のせいじゃない。』『ペーパータウン』などの原作者ジョン・グリーンのYA小説原作、強迫性障害のヒロインが友人と謎に挑む『Turtles All The Way Down』で、監督に若干25歳のハンナ・マークスが選ばれました。スタジオ史上最年少の女性監督となります。
アザは強迫性障害を持つ16歳の女の子です。地元では詐欺罪に問われた大富豪が逮捕直前に逃げていて、彼に10万ドルの懸賞金がかけられています。アザの親友ディジーは、アザが大富豪の息子デービスと知り合いであることから、デービスから父親の居場所を突き止めて懸賞金をもらおうとアザに提案します。父親を亡くしているアザは以前、親がいないか片親の子どもたちが集まるサマーキャンプで、母親のいないデービスと仲良しになっていたのでした。大富豪にかけられた懸賞金目当てでアザはデービスは再会しますが、やがて2人の間にはほのかな恋愛感情が芽生えてきて…というお話です。
ジョン・グリーンによって2017年に出版された同名YA小説が原作です。
『きっと、星のせいじゃない。』『ペーパータウン』を映画化したFOX2000と企画製作会社のテンプル・ヒル・プロダクションによって、ジョン・グリーン小説の映像化第3弾として企画開発が進められていました。
脚本は『Love, サイモン 17歳の告白』「THIS IS US 36歳、これから」のエリザベス・バーガー&アイザック・アプテイカーのコンビが担当。
今回監督に選ばれたハンナ・マークスは『ランナウェイズ』などに出演していた若手女優で、2018年にインディペンデント映画で初監督をしたばかりです。
現在25歳で、メジャー系スタジオ作品の監督としては史上最年少の女性映画監督となります。
ジョン・グリーンのYA小説の映画化の企画開発は、一旦どれも停滞していましたが、ここに来て一気に動き始めています。再びジョン・グリーン・ブームとなるのでしょうか?