
ジョン・ラセターがセクハラでピクサー/ディズニーの表舞台から消え、『セレステ∞ジェシー』ラシダ・ジョーンズ&ウィル・マコーマックの脚本チームもピクサーの偏った社風に合わないとして離脱、企画開発の先行きが不透明だった『トイ・ストーリー4』の脚本開発に、女流脚本家のステファニー・フォルサムが雇われた模様です。
『トイ・ストーリー4』はウッディと電気スタンド飾りの羊飼いの女の子ボー・ピープを中心としたラブロマンス的な展開になると言われていました。『セレステ∞ジェシー』脚本コンビで、女優でもあるラシダ・ジョーンズと相棒のウィル・マコーマックが脚本に参加。彼らの参加でこれまでのピクサー作品とはかなり異なるキューティー映画的なテイストが期待されていました。
当初はジョン・ラセターが監督をする予定でしたが、急遽降板(今から考えると、まだこの頃は内密だったセクハラ問題によるものですね)。若手のジョッシュ・クーリーが監督となったことが発表されていました。そしてラシダ・ジョーンズとウィル・マコーマックが、ピクサーの多様性に対応出来ない社風に見切りをつけて脚本を降り、ジョン・ラセターはセクハラで半年間の休職…
『トイ・ストーリー4』の企画開発は完全に暗唱にのりあげていました。
今回、脚本家として雇われたステファニー・フォルサムはメジャー作品の経験はありません。それどころか作品となった脚本は1つもありません。そんな彼女がなぜ今回『トイ・ストーリー4』の脚本開発に参加出来たのでしょう?
実は彼女、『ソー バトルロイヤル』の原案表記を巡って、自身のツイッターでマーベルなどに対して不満をぶちまけ、ちょっとだけ話題になりました。彼女は『ソー バトルロイヤル』の脚本開発に途中参加していましたが最終的には表記されませんでした。彼女はそれが不満で訴えていたのですが、彼女に賛同する関係者はいませんでした。マーベルもこの件に関してのコメントを拒否しています。
そして、今回のマーベル=ディズニー=ピクサーの『トイ・ストーリー4』への参加。彼女の才能ありきの参加というのはもちろん前提ですが、『トイ・ストーリー4』のこれまでの経緯なども併せて考えると、まぁ…色々と想像は膨らみます。
いずれにせよ、『トイ・ストーリー4』がどのような形になるか今後も進捗状況に注目です。