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『The Mortal Instruments』(シャドウハンター 骨の街)の続編制作が中断

『The Mortal Instruments』(シャドウハンター 骨の街)の続編制作が中断
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8月21日から全米で公開された、カサンドラ・クレア原作の人気YA小説シリーズを映画化した『The Mortal Instruments City of Bones』(原作邦題:シャドウハンター 骨の街)。
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NYの闇に巣食う妖魔たちの存在を知ってしまったヒロインは、実は天使と人間のハーフで妖魔たちを退治する秘密部隊シャドウハンターズの子孫だった。そんな彼女がシャドウハンターとなり、同じ運命をもつ仲間たちと共にバンパイアや化け物達を退治することになる…というお話です。主演はリリー・コリンズ&ジェイミー・キャンベル・バウアーという若手美形コンビで、トゥイーンズ、ティーンズ層を狙い『トワイライト』のような展開になることを映画会社は期待していました。
すでに続編『The Mortal Instruments: City of Ashes』(原作邦題:シャドウハンター 灰の街)の撮影がカナダで準備中で、次回作にはシガニー・ウィーバーも出演する予定でした。

しかし『The Mortal Instruments City of Bones』は6千万ドル(約59億円)の製作費に対して、現在の全世界での興収がまだ製作費を超えておらず残念な結果に。
シリーズの製作会社であるドイツのコンスタンティン・フィルムは、今週、続編制作の中断を発表しました。一応制作中断は「マーケティングや展開の見直し」という理由になっています。しかし、このまま続編がたち消えになる可能性も高くなってきました。

公開された週、筆者はたまたまアメリカに滞在していたので、キューティー映画者(もの)としては大ヒット中のジェニファー・アニストン主演『We’re the Millers』と本作のどちらを観るか迷いに迷った結果(映画館のチケット売り場で欲しい作品を告げる直前まで迷っていました)「あえて」本作を選んで観たのですが、まず観客がなぜかおじさんだらけ…というのに「?」隣は小さい女の子連れの家族で「?」
全米のうちの1映画館(スクリーン数20で昔からあるシネコン)で全体を語れないのを承知のうえで書きますが、もっとティーンやトゥイーンズがいると思ったのに拍子抜けしました。

映画の内容に関してはリリー・コリンズは美しく、やたらと美脚を披露し、ジェイミー・キャンベル・バウアーはミステリアスでひたすらカッコよく撮られていて、そういう意味では役者さんファンにはたまらない作りにはなっています。シャドウハンターチームの格好はファンにコスプレさせることを前提としているのは明確。そんな感じでトウィーン、ティーン層が喜ぶような仕掛けは散りばめられています。
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しかし全体に構成が凡庸でした。アクションシーンや大規模なSFXシーンもあるのですが、いくら1作目だからとはいえ、初めてづくしのヒロインに向けて、世界観やシャドウハンターとしてのルール説明のセリフ…いわゆる「説明セリフ」が多過ぎてドラマが一向に進まないのはダメです。
説明セリフばかりなので、キャラクターの個性や見た目以外の魅力が今ひとつ伝わってきませんでした。
あと、映画の舞台であるNYらしさをあまり感じませんでした。

『トワイライト』以降、『Beautiful Creatures』『The Host』など人気作、話題作のYA小説映画化が盛んになり、第2、第3のトワイライト・サーガをみんな目指しましたが、いずれも散々たる結果に終わっています。筆者はこの2作品も偶然観ていますが…共にやはり世界観の説明セリフが多くて凡庸としかいいようがない出来でした。
今のところ若者たちの気持ちを惹きつけているのは『ハンガー・ゲーム』シリーズくらいでしょうか。
[cptr]