
『キューティ・バニー』『キューティ・ブロンド』などの脚本家カレン・マックラー・ラッツが、ハリウッドの有名スタイリストのアシスタントとしてがんばるヒロインを描いたイギリスの小説「The Stylist」の映画化企画で脚本を担当することがわかりました。
ロンドンのブティックで働いているアンバー・グリーンは、自身はそれほどファッションに興味をもっていませんがとりあえず今の仕事には満足していました。ある日、有名スタイリストのモナ・アームストロングが店にやってきます。ひょんなことから彼女のアシスタントとなったアンバーは、あっという間にロサンゼルスに連れて行かれ、そこでスターたちのレッドカーペットのための仕事に忙殺されることになり…というのが「The Stylist」のお話です。
2016年に、イギリスのゴシップ誌「HELLO!」の編集者だったロージー・ニクソンによって出版されました。アメリカでは2018年に出版予定です。
すでにシリーズ化されていて続刊も出ています。ただ、続刊のシノプスが、冒頭から「The Stylist」で展開されるヒロインを中心とした恋の三角関係の結末のネタバレになっていて…(笑)
価格¥1,313
著Nixon, Rosie
発行HQ
発売日16.08.11
明らかに『プラダを着た悪魔』と比較されるこの小説を、イギリスの女優で近年はプロデューサーとして活躍しているフランチェスカ・ダットンが映画化を企画。カレン・マックラー・ラッツに脚本を依頼しました。
カレン・マックラー・ラッツは『ヒース・レンジャーの恋のからさわぎ』『キューティ・ブロンド』『魔法にかけられたエラ』『アメリカン・ピーチパイ』『キューティ・バニー』『男と女の不都合な真実』と傑作キューティー映画しか手がけていない名脚本家です。彼女はいつもキルステン・スミスと組んでいますが、この脚本コンビは『天使にラブソングを…』のリメイク企画で名前があがっていました。
さらにキルステン・スミスは、現在アメリカのティーン小説「スイート・ヴァレー・ハイ」の映画化を手がけているはずです。
そういうこともあり、今回の企画はカレン・マックラー・ラッツ単独脚本になりそうです。
キューティー映画原作の小説は元々イギリスの物が多く、さらに近年の王道キューティー映画はイギリスから生まれています。そしてキューティー映画の名手が脚本を手がけるということで、今後の進捗に大いに期待したい企画です。