
現地時間2019年1月27日に米FOXで生放送されるミュージカル『RENT: Live!』のキャストが発表されました。
人気ミュージカルで過去に映画化もされている『RENT/レント』。1980年代末期のニューヨークの閉鎖されかけのアパートを中心に、元ミュージシャン、ストリッパー、ゲイの大学講師、レズビアンの弁護士、ドラァグクイーンなど様々な仲間たち、HIVに感染した人々の人生をロック系を基礎とした多彩なスタイルの歌で描きます。本作の原作・作曲のジョナサン・ラーソンが初演前に急死してしまったこともあり、伝説的なミュージカルとなっています。
米FOXは2016年1月に放映した生放送「グリース ライブ!」の成功をきっかけに、年に1本は生放送ミュージカルを放映しています。2019年は『RENT/レント』が選ばれました。
『RENT: Live!』のキャスティングです。
薬物中毒のストリッパー ミミ役に、歌手のティナーシェ。
薬物中毒の彼女をエイズで亡くした元ロックミュージシャンでミミの恋人となるロジャー役に、ブレニン・ハント(「Xファクター」)。
ロジャーたちの元ルームメイトでミミの元恋人であるベニー・コフィン3世役に、歌手のマリオ(『ステップ・アップ』「Empire/エンパイア 成功の代償」)。
ロジャーのルームメイトで映像作家、この物語の語り手となるマーク役に、ジョーダン・フィッシャー(「ティーン・ビーチ」シリーズ)
マークの元恋人であり、ジョアンの現彼女、バイセクシャルのパフォーマンス・アーティスト モーリーン役に、ヴァネッサ・ハジェンズ。
米FOXの最初の生放送ミュージカル「グリース ライブ!」に出演していた彼女は、放送日の前日にお父さんを亡くしたばかりでした。生放送らしくエンディングで急遽、バネッサの父親への追悼メッセージが流されました。
ちなみに彼女は以前、舞台ミュージカル版でミミを演じたことがあります。
モーリーンの恋人の弁護士ジョアン役に、キーアージー・クレモンズ(『さよなら、僕のマンハッタン』)。
ドラッグクィーンのエンジェル役にヴァレンティーナ(「ル・ポールのドラァグ・レース」)
エンジェルの恋人で大学教授のコリンズ役にブランドン・ビクター・ディクソン。
さらに『グレイテスト・ショーマン』で「This Is Me」の熱唱が高く評価されたミュージカル女優キアラ・セトルが『RENT(レント)』で最も有名な歌「Seasons of Love」のパフォーマンスに加わります。
オリジナルであるブロードウェイ初演版の舞台演出を務めたマイケル・グライフが演出を務めます。共同演出としてFOXの生放送ミュージカル「グリース ライブ!」「ジーザス・クライスト=スーパースター ライブ・イン・コンサート」の中継を担当してきたアレックス・ラジンスキー。
FOXの生放送ミュージカルは,NBCの生放送と異なり、ライブ・コンサートのように観客を入れた形で行われる形式で大成功しています。今回も要注目です。