
LGBT映画を支援するLAの非営利支援団体OUTFESTとUCLAが主催するOutfest UCLA レガシー・プロジェクトが、2015年のレガシー・アワードにトム・ハンクスと映画監督のリサ・チョロデンコを選出しました。表彰式は11月5日に行われます。
OUTFESTは1982年から活動している団体です。毎年夏にはLAで映画祭も行われていて、cueは日本から唯一のプレスとして映画祭を取材しています。
2015 Outfest Los Angeles LGBT映画祭レポート
(ここで取り上げている作品はごくごく一部です。2週間近く、毎日多くのLGBTをテーマにした映画が上映されています)
「Outfest UCLA レガシー・プロジェクト」はOUTFESTと大学のUCLAによって10年前から行われているLGBT関連の映画・TVの保存活動です。現在までに3万タイトル以上が保存されていて、LGBT映像の世界最大のアーカイブとなっています。
そしてレガシー・アワードを設置し、貢献した人を讃えてきました。
10周年となる今年、トム・ハンクスは『フィラデルフィア』(1993)で、メジャー映画としてはかなり早くにのゲイ・エイズを題材にした映画で熱演し、世の偏見をなくそうとした行動に対して、映画監督のリサ・チョロデンコは『キッズ・オールライト』(2010)でLGBTによる子育ての問題に言及したことに対して、それぞれ受賞となりました。
価格¥1,528
順位37,949位
出演トム・ハンクス, デンゼル・ワシントン
監督ジョナサン・デミ
発行ソニーピクチャーズエンタテインメント
発売日13.06.26
キッズ・オールライト オリジナルバージョン [DVD] DVD
価格¥781
順位32,595位
出演アネット・ベニング, ジュリアン・ムーア, マーク・ラファロ, ほか
監督リサ・チョロデンコ
発行アミューズソフト
発売日11.11.25
OUTFESTの名誉賞はこれまでも、アーミステッド・モーピン(「バーバリー・レーン28番地 メリー・アン・シングルトンの物語」)、ヒラリー・スワンク(『ボーイズ・ドント・クライ』)、リー・ダニエルズ(「Empire 成功の代償」)、クレイグ・ゼイダン&ニール・メロン(『シカゴ』)、アダム・シャンクマン(『ロック・オブ・エイジズ』)、ローランド・エメリッヒ(『Stonewall』)、アラン・プール(「ニュースルーム」)、ブルース・コーエン(『世界にひとつのプレイブック』)、パリス・バークレイ (「Glee/グリー」)といった人たちが選ばれています。
そのほとんどがプロデューサー・監督といった制作者ですが、トム・ハンクスはヒラリー・スワンクに続いて、俳優としては2人目、男性俳優としては初の受賞となります。