
2004年公開で大ヒットした、リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス、アマンダ・サイフリッドらが出演した、キューティー映画好きには説明不要の『ミーン・ガールズ』。脚本はティナ・フェイでしたが、この作品には原作があります。
ロザリンド・ワイズマン著『女の子って、どうして傷つけあうの?―娘を守るために親ができること』という全米女子のいじめ問題を解説し、それに対処する親向けのマニュアル本が原作でした。
女の子って、どうして傷つけあうの?―娘を守るために親ができること 本
価格¥220
順位579,420位
著ロザリンド ワイズマン
原著Wiseman,Rosalind
翻訳紀子, 小林, 美帆, 難波
発行日本評論社
発売日05.10.01
そのロザリンド・ワイズマンは次に続編ともいえる、親の問題に関する対策本を出しました。日本では出ていませんが
「Queen Bee Moms & Kingpin Dads: Dealing with the Parents, Teachers, Coaches, and Counselors Who Can Make–or Break–Your Child’s Future」
という長いタイトルです。
価格¥1,100
順位3,140,408位
著Wiseman, Rosalind, Rapoport, Elizabeth
発行Harmony
発売日06.03.07
これを『Mean Mom』というタイトルで映画化する動きがあります。現在、企画開発にはテレビドラマのベテラン女性ディレクター、ベス・マッカーシー=ミラーが当たっています。
元々この企画は、2010年から『ヘアスプレー』『ロック・オブ・エイジズ』監督のアダム・シャンクマンの制作会社オフスプリングで進められていました。
脚本は『君への誓い』『バレンタインデー』『そんな彼なら捨てちゃえば?』『25年目のキス』とキューティー映画ばかり担当している、アビー・コーン&マーク・シルヴァースタインのコンビや、『ある日モテ期がやってきた』ショーン・アンダースらによってリライトが続いています。
ストーリーは、田舎から高級住宅地に引っ越してきた2組の家族のお母さんたちが、都会での生活ルールに困惑しながらも対処して行く…というお話になるようです。
ところで『ミーン・ガールズ』には『ミーン・ガールズ2』があるのをご存知でしょうか?
ディズニーの『キャンプ・ロック』、『恋のからさわぎ』TV版に出演していた、メガン・ジェット・マーティンが主演です。
元々はテレフィーチャー作品で、日本ではiTunesムービーで見れます。DVDなどソフトにはなっていません。
こちらは、キャラクターは別の「学園内の女子に存在する階層の戦い」というコンセプトを引き継いだ作品です。チアリーディングというコンセプトだけで毎回キャラクターが違う『チアーズ』シリーズと同じパターンですね。
『Mean Moms』は同じ原作者の続編作品、『ミーン・ガールズ2』は同じコンセプトの続編作品、面白いシリーズ化の流れだと思います。
ならば、リンジー・ローハン用に『Mean Adults』とか作ってくれませんかね?
まともな大人の女性になるための、もし道を踏み外した時、どうやって立ち直るかを書いた指南書原作で。