
「フランケンシュタイン」原作者メアリー・シェリーのロマンスを、エル・ファニング主演、『少女は自転車にのって』ハイファ・アル=マンスール監督の新作『Mary Shelley』のアメリカ配給が決定しました。そのニュースの中に日本の配給権についても書かれていました。
イギリス人作家のメアリー・シェリーは、詩人のパーシー・シェリーと恋に落ちますが、パーシーには妻と子がいたので2人は駆け落ちすることに。その時メアリーの腹違いの妹クレア・クレアモントも加わり3人で旅をしながら共同生活することになります。
そんな時、この3人と友人の詩人のジョージ・ゴードン・バイロンとその恋人を加えた5人が別荘に滞在していたとき、「暇つぶしにみんなで怪奇談を書こう」という遊びの中から生まれたのが、バイロンの「吸血鬼」とメアリーの「フランケンシュタイン」でした。この時のことを「ディオダディ荘の怪奇談義」といいます。
この時の様子をメアリーのロマンス中心に描くのが『Mary Shelley』です。
ダグラス・ブースがパーシー・シェリーを、ベル・パウリーがクレア・クレアモントを、トム・スターリッジがジョージ・ゴードン・バイロンを演じます。
そのほかにスティーヴン・ディレイン、メイジー・ウィリアムズ、ジョアン・フロッグガットらが出演。
監督は『少女は自転車にのって』でサウジアラビア初の女性監督ハイファ・アル=マンスール。脚本はロマンス作家でもあるエマ・ジェンセン。
IFCフィルムズがアメリカの配給権を獲得しました。これ以前にすでに本作の配給権は世界各地の配給会社に売れていましたが、日本での配給権はGAGAが購入していることがわかりました。日本での公開が楽しみです。