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ディズニー、実写版『リトル・マーメイド』企画、音楽にリン=マヌエル・ミランダが参加

ディズニー、実写版『リトル・マーメイド』企画、音楽にリン=マヌエル・ミランダが参加
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実写化企画を次々と立てているディズニーが最も消極的になっている『リトル・マーメイド』の実写企画で、リン=マヌエル・ミランダがオリジナル楽曲を担当したアラン・メイケンと共に楽曲作りに参加することがわかりました。


一般的に映画の企画は、脚本を開発し監督・俳優を選定して…という段取りで企画開発を進めていきます。そしてその都度、決定したことがニュースになって我々のもとに届きます。

しかしディズニーの『リトル・マーメイド』実写化企画の場合は、まだ監督も脚本も未定のまま、まずは音楽家が決まったことが発表されました。これは、ディズニー版『リトル・マーメイド』のファンが何を求めているか、作品にとって何の要素が重要かを理解した上での企画の進め方だと思います。

ディズニーは『リトル・マーメイド』の実写企画に関しては非常に慎重です。ユニバーサル・ピクチャーズで進められているクロエ・グレース・モレッツ主演の『The Little Mermaid(人魚姫)』をかなり意識しているようです。

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一方で今年の6月にディズニーは有名俳優たちが出演し歌う、アニメ版『リトル・マーメイド』の野外コンサートを行っています。この企画は実写化に向けたところも多分に含んでいるように思えました。一種の地ならしだと思います。
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今回登用されたリン=マヌエル・ミランダは、ヒップホップでアメリカの歴史的人物を描いたブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」の大ヒットで一躍時の人となりました。

今年11月(日本では3月)公開のディズニー新作アニメ映画『モアナと伝説の海』で、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイと共に、彼の出自であり作品のテイストに合わせたカリブ風な楽曲を提供しています。
さらに現在準備中のエミリー・ブラントがメリー・ポピンズを演じる『メリー・ポピンズ』の続編『Mary Poppins Returns』では、オリジナル版のディック・ヴァン・ダイクに当たる役で出演、とディズニーとの関係が続きます。

今回『リトル・マーメイド』の実写企画で音楽を担当することになったのは、『メリー・ポピンズ』続編企画のプロデューサーが『リトル・マーメイド』実写企画も担当していることによります。

しかし彼の音楽家としての才能はまだ未知数です。今のところ、『リトル・マーメイド』を含めてどの企画も南国、カリブ風、海を連想させる音楽を求めて彼を採用している感があります。
少なくとも『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に提供したカリブ風音楽を聞いた限りでは、一般性・普遍性に乏しく映画音楽を制作する才能があるとは思えませんでした(彼の提供した楽曲はあのシリーズの音楽で最大の汚点だと思っています)。
「ハミルトン」での彼の評価は音楽とはまた違うところにありますし、彼の評価はアメリカ国内ではしばらく続きますが、本当の評価は世界規模の映画でのアメリカ以外での普遍的な評価です。

そういう意味では『リトル・マーメイド』という、すでに確固たる評価を得ている音楽映画に参加することで、彼が新しい魅力を加えルコとが出来るのか、その音楽的才能の真価が問われることになります。