
クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーを描く、ラミ・マレック主演『Bohemian Rhapsody』が、ブライアン・シンガー監督が突如現場から離脱したため制作が中断されました。
『Bohemian Rhapsody』はフレディ・マーキュリーを中心に、クイーンが結成された1970年から、1985年に行われたライブ・エイドでの伝説的な復活パフォーマンスまでを描きます。全米公開日は2018年12月25日に設定されており、すでに重要シーンの撮影が行われていることがわかっています。
しかし、ブライアン・シンガー監督が現場から離脱。製作・配給のFOXによると、「ブライアン・シンガー監督が家族の健康上の理由で一時的に現場を離れているが、休み明けには制作が再開される」と発表しています。
しかし、現場ではラミ・マレックら出演者やスタッフがブライアン・シンガー監督の態度や行動に嫌気がさしていて、イザコザがあったことが情報として語られています。彼が現場で揉めたのは今回が初ではなく、これまでの作品でも幾度となく現場で揉め事を起こしています。
また、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラに端を発した映画業界のセクハラ問題で、以前セクハラで2人の男性から訴えられたこともあるブライアン・シンガーの名前がすぐに取り沙汰されていました。そのため新たな問題が発覚するのを恐れて雲隠れした、FOXが降ろした、という噂まで飛び出しています。
いずれにせよ、今回の制作中断の原因がFOXが発表したような、単に健康上の理由でないことが示唆されています。
映画は公開日が決定していること、また制作はかなりのところまで進んでいたことなどを理由に、今後は別の監督を起用し仕上げるのではないか、と思われます。