
ソニーで進められている実写版『バービー』企画の脚本に『ヤング≒アダルト』『JUNO/ジュノ』のディアブロ・コーディが参加することになりました。
ユニバーサルからソニーに企画の権利が移り進められている実写版『バービー』は、『ロイヤル・セブンティーン』の脚本を担当したジェニー・ビックスが初稿をあげています。それをディアブロ・コーディが彼女のアイディアを加えた上で引き継ぐことになりました。
キューティー映画的には、定番ドラマを作るのが上手いジェニー・ビックスから、現代的な感覚に鋭いディアブロ・コーディのリレーは、最も理想的です。
今回の実写版『バービー』は、内容の詳細は不明ですが、舞台が現代という噂ですし、ディアブロ・コーディの現代感覚あふれる台詞は非常に有効に働くでしょう。
ディアブロ・コーディは同じソニーでメリル・ストリープが80’sロック歌手を演じるジョナサン・デミ監督の『Ricki And The Flash』の脚本を担当しています。
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他にディアブロ・コーディ初監督作品『Paradise』で主演を演じたジュリアン・ハフ主演のキューティー映画『Time And A Half』、フランシーン・パスカル原作の学園恋愛小説「スイート・ヴァレー・ハイ」シリーズをミュージカル映画化する企画『Sweet Valley High』などの脚本にも参加しています。
そしてこの企画のプロデューサーの1人に、去年起こったソニーへのハッキング事件でメールが暴露され話題となった、元ソニー会長のエイミー・パスカルが参加しているところにも注目です。
彼女はソニーの共同会長を務める、ハリウッドの世界では最も力を持った女性の1人でしたが、ハッキングされたメールの内容が人種差別や有名俳優をこき下ろす内容だったため、ハッキングとは別に非難が殺到。今年の2月に会長職を辞任しています。
彼女は現在降格人事の形で映画製作のプロデューサーを担当していて、『バービー』は彼女が担当するいくつかの作品で最重要に位置づけられています。他には『メン・イン・ブラック』のリブート版企画も彼女の担当です。