
10月4日(土)より新宿バルト9ほか公開の、スカーレット・ヨハンソンが男を文字通り食い物にするエイリアンを演じた『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』。SFでありながら、スコットランドの殺伐とした風景と雑音と不思議なイメージが交差する、PV映像作家出身のジョナサン・グレイザーらしいノイジーな映画です。
スカーレット・ヨハンソン、台詞はほとんどないけど脱ぎまくり!
特筆すべきは”全世界男性の憧れの”、”だからこそ、これまで高額なヌードオファーをあえて全て断ってお預け状態にしてきた”、”ウディ・アレンも何かとエロく撮ろうとがんばった””ドン・ジョンで主人公がふる理由が全く分からないくらいセクシーな役を演じた”スカーレット・ヨハンソンが普通にバンバン脱いでいることです。
初ヌード映画ということで、もっともったいつけるかと思いきや、冒頭から脱ぎます!その後も恐ろしいくらい普通に脱ぎまくります!これまでのお預けが嘘のように!!!(笑)
だからでしょうか?アメリカで限定4館でスタートしたにも関わらず、初動の興収で2014年の限定公開映画としては異例のヒットとなっています。
スカーレット・ヨハンソンのインタビュー映像
スカーレット・ヨハンソンのインタビュー映像が公開されました。
インタビュー中に出てくる「メル・バーグマン」は70年代終わりから80年代に『レモ/第一の標的』『バイオレンス・チェイサー/無法砂漠の殺人遊戯』『メイク・アップ』などの製作総指揮を務めた人です。よくこんな名前がスラスラ出てくるなぁ(笑)ようは「カルトなSF映画とも違う」という意味で捉えればいいかと。
https://youtu.be/XVaB4WMiTK0
音楽はミカチュー&ザ・シェイプスのミカ・レヴィが担当
この静かな映画で印象的に鳴り響く音楽を手がけたのがミカ・レヴィ。
ベネチア映画祭に出品された際には、審査員を務めていた坂本龍一が彼女の音楽を気に入り、高い評価を受けました。
ミカ・レヴィは今作の『アンダー・ザ・スキン種の捕食』の音楽について
「音楽の主題となるコンセプトはすべて主人公(スカーレット・ヨハンソン)に関連付けられている。彼女が経験した様々な出来事と音楽につながりを持たせるようにしたの。シンバルが表すのは自然。私の中では、周りの風景や物理的な空間を意味しているの。」
と語っています。音楽にも注意してみてください。
ミカチュー&ザ・シェイプス
ロンドンを拠点に活動するアヴァンギャルド・ポップ・バンド。
2009年に名門レーベル<ラフ・トレード>より『ジュエリー』でデビュー。
アヴァンギャルドながらもポップなサウンドで一躍注目を集めた。11年には世界を代表するコンテンポラリー・オーケストラ”ロンドン・シンフォニエッタ”とのコラボレーションをライブ収録した『チョップド&スクリュード』をリリースし、話題となった。3年ぶりとなる2枚目のスタジオ・アルバム「ネヴァー」をリリースした。
価格¥915
順位707,889位
アーティストMicachu & The Shapes
発行Hostess Entertainmen
発売日12.07.23
アンダー・ザ・スキン 種の捕食
ストーリー
真夜中の街で妖艶な美女が、道行く男たちに声をかけては闇に消えていく。一枚ずつ服を脱ぎながら誘う美女。男たちは彼女
の正体に気づかないまま、飲み込まれ、そして姿も形も無く、衣服だけが残される。謎の美女の正体は、地球外生命体だった。慈悲のかけら
も無く男を捕食し続けていた彼女だが、ある事がきっかけで人間的な感情を持ち始めるのだった。それは、さらなる恐るべき惨劇の始まりで
もあった…。
スタッフ&キャスト
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー『記憶の棘』 脚本:ウォルター・キャンベル 原作:ミッシェル・フェイバー「天使の渇き」
音楽:ミカ・レヴィ
出演: スカーレット・ヨハンソン 『LUCY/ルーシー』 『her/世界でひとつの彼女』『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソル
ジャー』『アベンジャーズ』、ポール・ブラニガン『天使の分け前』
2014 年/イギリス/原題:Under the Skin 配給:ファインフィルムズ
映画公式HP:https://www.finefilms.co.jp/skin/
© Seventh Kingdom Productions Limited, Channel Four Television Corporation and The British Film Institute 2014