
ベネチア国際映画祭 金獅子賞、第75回ゴールデングローブ賞 監督賞を含む2部門を受賞、アカデミー賞でもノミネート&受賞が期待される、口のきけない孤独な女性と囚われの半魚人の交流を描く『シェイプ・オブ・ウォーター』。3月1日(木)より全国ロードショーとなりますが、日本語版予告編が公開されました。
舞台は、米ソ冷戦時代の1963年。エリサ(サリー・ホーキンス)は口がきけずおとなしい性格で、政府の秘密研究施設で掃除係として働いていました。ある日エリサは、アマゾン河で捕獲され保護されている半魚人と出会います。エリサは友人で同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と共に、彼を元の場所に帰そうとする…というお話です。
ヒロイン、イライザを演じたのは名女優サリー・ホーキンス。彼女は何に出ても何を演じても演技が素晴らしく、本作でもそんな彼女の素晴らしい芝居が存分に見れます。ぜひアカデミー賞主演女優賞を取ってほしいものです。彼女を支える優しい隣人に『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンス、イライザと恋に落ちる半魚人役にダグ・ジョーンズ、冷徹な政府の調査官には『テイク・シェルター』のマイケル・シャノン、イライザの頼もしい同僚には『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサー。
フランス出身で『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』『グランド・ブダペスト・ホテル』『ニュームーン/トワイライト・サーガ』など職人芸的な劇伴を作っているアレクサンドル・デスプラによる甘く切ない音楽も素晴らしいです。
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「政府の秘密機関に囚われている半魚人」という、一見するとキワモノのような設定にも関わらず、あらゆるところで絶賛され各賞を受賞している本作。予告編を見て映画が描く本質をぜひ掴み取ってください。切なく感動的です。
シェイプ・オブ・ウォーター
監督・脚本・プロデューサー:ギレルモ・デル・トロ
出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、ダグ・ジョーンズ、マイケル・スツールバーグ、オクタヴィア・スペンサー
原題:The Shape of Water
(C)2017 Twentieth Century Fox
配給:20世紀フォックス映画
3月1日(木) 全国ロードショー