
センセーショナルな体験談を物語り一躍多くのセレブにも愛された作家の、真実をめぐる騒動の実話を映画化した、クリステン・スチュワート&ローラ・ダーン共演『ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏』(2月14日(金)よりシネマカリテ&YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開)の本編写真をご紹介。
1996年に突如文壇に現れ、幼くして女装の男娼となっていた過去を綴った自伝「サラ、神に背いた少年」で時代の寵児となった謎の天才美少年作家、J.T.リロイ。
その才能にほれ込み、映画監督のガス・ヴァン・サントは『エレファント』の脚本を依頼し、マドンナやトム・ウェイツ、コートニー・ラブ、ビリー・コーガンら当時のセレブたちが絶賛しJ.T.リロイと会いたがり、2作目の著作「サラ、いつわりの祈り」はアーシア・アルジェントによって2004年に映画化されるなど話題の中心人物でしたが、2006年ニューヨーク・タイムスの暴露記事によって事態は一変します。
実はJ.T.リロイなる人物は架空の人物で、皆の前に現れているのは”彼”をサヴァンナ・クヌープなる女性がなりすましていて、本当はJ.T.リロイの女性マネージャー、ローラ・アルバートがその著者でした。
2000年代に一大スキャンダルとして報じられたこの驚くべき事件について、J・T・リロイを演じた女性の視点から映画化。
クリステン・スチュワートとローラ・ダーンが、それぞれサヴァンナとローラ(・アルバート)を演じます。
写真の左側がクリステン・スチュワートとローラ・ダーン、右側が実際の本人たちです。
共演はダイアン・クルーガー、ジム・スタージェス、コート二―・ラヴほか。
監督はガス・ヴァン・サント製作総指揮の作品でデビューを飾った新鋭ジャスティン・ケリー。
ちなみに、当サイトでは2017年、ドキュメント映画『作家、本当のJ.T.リロイ』公開時、ローラ・アルバート本人にインタビューしています。彼女と腐女子やBLについて語っています。
ふたりのJ・T・リロイ ベストセラー作家の裏の裏
ストーリー
アメリカ文壇に彗星のごとく登場し、時代の寵児となった美少年作家J・T・リロイ。映画『サラ、いつわりの祈り』の原作者としても知られる彼は、ふたりの女性が創り上げた架空の人物だった!2000年代に一大スキャンダルとして報じられたこの驚くべき事件について、初めてJ・Tの分身を担ったサヴァンナの視点から映画化。彼女は、なぜローラに言われるがまま数年間もJ・Tを演じ続けたのか?
スタッフ&キャスト
監督・脚本・製作総指揮:ジャスティン・ケリー
原作・脚本・製作総指揮:サヴァンナ・クヌープ
出演:クリステン・スチュワート、ローラ・ダーン、ジム・スタージェス、ダイアン・クルーガー、コートニー・ラヴ
アメリカ/カラー/108分/原題:Jeremiah Terminator LeRoy/PG12
© 2018 Mars Town Film Limited
jtleroy-movie.jp
配給:ポニーキャニオン
※本人たちの画像は『作家、本当のJ.T.リロイ』より
監督:ジェフ・フォイヤージーク(『悪魔とダニエル・ジョンストン』)
出演:ローラ・アルバート、ブルース・ベンダーソン、デニス・クーパー、ウィノナ・ライダー、アイラ・シルバーバーグ ほか
(2016年/アメリカ/111分/原題: Author: The JT Leroy Story)
配給・宣伝:アップリンク/オンライン映画館「UPLINK Cloud」で配信中
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