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『ドリーム 私たちのアポロ計画(原題:Hidden Figures)』の邦題が『ドリーム』に変更

『ドリーム 私たちのアポロ計画(原題:Hidden Figures)』の邦題が『ドリーム』に変更
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9月29日公開の、タラジ・P・ヘンソン主演、アメリカ初の有人宇宙飛行計画である「マーキュリー計画」を陰ながら支えた黒人女性たちを描く『Hidden Figures』の邦題『ドリーム 私たちのアポロ計画』が、『ドリーム』に変更になりました。


アメリカの宇宙開発は時系列的に
1)アメリカ初の有人宇宙飛行計画である「マーキュリー計画」
2)2人乗りの有人機を打ち上げ、宇宙滞在と宇宙遊泳を実現する「ジェミニ計画」
3)月への到着と着陸を目的とした「アポロ計画」
となります。

『Hidden Figures』が描くのは最初の「マーキュリー計画」です。たとえ「私たちの(未来の)アポロ計画」という意味で付けられたものであったとしても、史実に基づいた映画であり「アポロ計画」と表記は混乱を招きます。邦題発表後、サブタイトル「私たちのアポロ計画」に非難が集まっていました。

配給の20世紀FOXはタイトルを『ドリーム』と変更することを発表しました。

公式サイトのURL「https://www.foxmovies-jp.com/dream-apollo/」もドメイン名に「dream-apollo」が入っていることから、現在閲覧不可となっています。

原題『Hidden Figures』の”Hidden”には”隠された””秘密の”という意味があり、”Figures”には”数字”と”人”の意味があります。『Hidden Figures』は「秘密の数字」「隠された人々」という、内容に沿ったダブル・ミーニングになっています。

本作の前提に当時アメリカ南部に存在した人種差別法「ジム・クロウ法」があります。
1960年代、NASAはテキサス州にありましたが、当時アメリカ南部には有色人種の一般公共施設の利用を禁止制限した人種差別法「ジム・クロウ法」がありました。そのため、タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイたちが演じる、計算力がずば抜けている黒人女性たちも白人から隔離されて仕事をしていました。だからこそのタイトルなんですね。

そしてこの映画がアメリカで評価された理由に、こうした差別の中でも黒人/白人共にがんばった人たちがいたことが描かれているからなんです。中でもタラジ・P・ヘンソン演じるヒロインは観ている人に勇気を与えました。

2017年MTVムービー&テレビ・アワードの「最優秀ヒーロー賞」で、ノミネートされたスーパーヒーローやSF映画の主人公を押しのけて、本作のタラジ・P・ヘンソンが受賞していることがそれを示しています。

現地時間5月7日に発表された2017年MTVムービー&テレビ・アワードの受賞結果です。司会は『ピッチ・パーフェクト』シリーズのアダム・ディヴァインです。今年から「MTVムービーアワード」は「MTVムービー&テレビ...

ポスターのデザイン批判について一言。

SNS上では日本版ポスターを「日本版のポスターはダサい。これをデザインしたデザイナーは云々」と非難している声があるようですが、これはお門違いです。
日本語版ポスターのデザイン非難は本国版ポスターと比較しての話だと思いますが、

日本版ポスターは、本作の海外版ポスターのデザインを流用しているだけです。本国のルールに沿って海外版を使ったに過ぎません。