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感動のキューティー映画『エール!』エリック・ラルティゴ監督と主演ルアンヌ・エメラのトークショー

感動のキューティー映画『エール!』エリック・ラルティゴ監督と主演ルアンヌ・エメラのトークショー
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la-famille-belier-talk_006月26日(金)から始まったフランス映画祭2015のオープニングを飾った、大傑作のキューティー映画『エール!』。エリック・ラルティゴ監督とルアンヌ・エメラが上映前と上映後に登場し、楽しく語ってくれました。


理屈抜きで心に響く歌声の感動作『エール!』

まずは、総勢12人のフランス映画陣が登場したオープニングセレモニーが終了後、エリック・ラルティゴ監督とルアンヌ・エメラはそのまま壇上に残り、これから観る観客にメッセージを贈りました。
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エリック・ラルティゴ監督
日本に来られて本当に嬉しいです。感動しています!
全ての映画においてそれぞれ異なる部分はありますが、『エール!』の特別なところは、登場人物に耳が聴こえない人がたくさん登場するということです。
役者たちは言葉ではなく、身体と手話で演じています。これから作品を観る日本の方々も感動するのではいかと思います。
そして、きっとルアンヌは、日本でも人気が出ると思うよ!(笑)

ルアンヌ・エメラ
日本に来れて幸せです!まるで夢のよう。ジャパニーズ・ドリームが叶いました。

エリック・ラルティゴ監督&ルアンヌ・エメラ
(日本語で)アリガトウ!

2人はリラックスした様子で、ニコニコと話していました。
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上映後のトーク

本編上映が終わり感動の涙と割れんばかりの大喝采に包まれた会場にルアンヌと監督が姿を現すと、拍手はさらに大きくなりました。
撮影裏話が明かされたり、監督のジュークにフランス語がわかるお客さんが多いせいもあり時折笑いが起こるなど、和やかにトークショーが進む中、お客さんからの質問Q&Aがスタート。

たくさんの手が挙がり、1つ1つの質問に対し丁寧に答える2人でしたが、ルアンヌからお客さんに「フランスと日本の手話は違いますか?」と逆質問が飛び出し、聴覚に障害のあるお客さんが手話で応える一幕も。

そして、監督が「言葉が通じなくても、手話なら外国でもコミュニケーションを取ることのできます、これは本当に素晴らしいことです!」と心に響く発言をするなど、観客と監督、ルアンヌの交流が印象的なとても温かいトークショーイベントとなりました。
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Q.このストーリーをどのようにして思いついたですか?

エリック・ラルティゴ監督 – まず始めは、ヴィクトリア・ドゥヴォスというフランスの有名なコメディエンヌがいるんですが、彼女の父のアシスタントにルアンヌが演じたポーラと同じ境遇の子がいたんです。そして10ヶ月かけてシナリオを作りました。

Q.作品を制作するにあたり、難しくなかったですか?

エリック・ラルティゴ監督 – もちろん思いましたよ。映画をつくるにあたり困難な要素もたくさんありました。
その1つは手話です。
ルアンヌは手話をしながら歌わなくてはいけまんせんでした。彼女と出会った時、思春期というかまだ若くて集中力もあまりなくて…いつも僕は映画を撮る時にドキドキさせられるんだけど、今回もルアンヌにドキドキさせられました(笑)

Q.映画に出たきっかけは?

ルアンヌ・エメラ – 私はフランスで「ヴォイス」という番組に出ていたんですが、その番組を監督が見ていたみたいで私を採用してくれました。
スクリーンテストを受けた時は最悪で、今でも何でこんな私を推して採用してくれたんだろうと思ってしまうくらいです。本当にシンデレラストーリーみたいです!

Q.スクリーンテストで最悪だったルアンヌを1度落とそうと思った?

エリック・ラルティゴ監督 – いいえ。1、2、3回のスクリーンテストは全て悪かったんです(笑)
なんで彼女を採用してしまったのか…それは化学反応というか、無意識だったと思います。
3秒くらい素晴らしい瞬間があったんですが、それを1時間半続けなくてはいけない。でも僕はそれに成功したんです!(笑)

Q.普通の台詞と手話の台詞はどちらの方が難しかったですか?どんな準備をしましたか?

ルアンヌ・エメラ – 4ヶ月前から1日4時間、手話の勉強をしていました。元々、言葉を覚えることは得意なんです。
簡単ではなかったですが、新しいことに挑戦することも好きなんです。

Q.一番難しかったことは?

ルアンヌ・エメラ – でもやっぱり手話を覚えることは難しかったです。それに私は歌手なので、映画出ることも演じることも初めてだったので、演じることも難しかったです。

Q.次に演じるならどんな役をやってみたいですか?やはり歌う役がいいですか?

ルアンヌ・エメラ – 今のところわからないです。でも次は歌わなくていいかな、と思っています。いろんな役に挑戦してみたいです。

(ここで監督がお客さんに向かって「今日、ここに聴覚障害がある方はいますか?」と質問しました。会場からちらほらと手が挙がりました。)

Q.(ルアンヌが観客に向かって)フランスと日本の手話は違いますか?

※1人の聴覚に障害のある男性が手話で応える。ルアンヌも手話でそれに応える。
【男性】(手話で)素晴らしかった!ブラボー!全て理解することができましたよ。

エリック・ラルティゴ監督 – フランスの聴覚障害者の友人が「日本とフランスの手話は少し違うけど、日本の人にこの映画を見せたらある程度はわかるのでは。」と言っていました。本当にそうでした。
もし健聴者が日本語を覚えようと思ったらきっと15年くらいはかかってしまうと思います。でも手話を使ったら、外国に行っても1日、2日でコミュニケーションを取ることができるんです。これは本当すばらしいことだと思います。
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