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地方の新作映画上映を支援するサービスでキューティー映画を

地方の新作映画上映を支援するサービスでキューティー映画を
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Yahoo映画とドリパスが、地方都市のシネコンと組んで新作上映を支援するサービスをはじめます。

映画ファンの課題を解決。あなたの街で、あの最新映画を上映しよう
「Yahoo!映画」と「ドリパス」、インターネットを活用した日本唯一のシステムで地方の新作映画上映を支援するサービスを開始。

サービスについての詳細情報

独自の映画上映オンデマンドシステムを持つドリパスと、映画情報サイトとして日本最大級のメディアパワーを持つYahoo!映画が連携し、地方都市の映画ファンが抱える「見たい新作映画を近くで視聴できない」という課題の解決を目指すサービスです。

全国の地方都市のシネコンを活用して、ドリパス上で、全国公開規模以外の新作映画のチケットの共同購入を募ります。
ユーザーは作品と映画館を指定してチケットを仮購入することで共同購入に応募できます。
チケットの仮購入(応募)が一定数に達すると共同購入が成立し、映画の上映が決定します。
Yahoo!映画は、サイトトップページ上や対象作品や対象映画館など各詳細ページ上で本サービスの告知を行い、ユーザーの集客を図ります。

第一弾作品として、「野蛮なやつら / SAVAGES」、「マーヴェリックス / 波に魅せられた男たち」のチケットの販売を開始いたします。

マーヴェリックス/波に魅せられた男たち

伝説の大波に16歳で挑んだジェイの青春と、それを支えたフロスティの絆と挑戦を、圧倒的迫力の映像を交えて描く感動の実話。6月15日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷・シネリーブル池袋ほか全国ロードショー。
https://www.disney-studio.jp/mavericks/

野蛮なやつら/SAVAGES

アメリカ映画史を彩るクライム・ラブストーリーに、新たな傑作が誕生!3度のアカデミー賞に輝いたオリバー・ストーンがドン・ウィンズロウのベストセラー小説「野蛮なやつら」を豪華俳優陣で映画化。現在公開中。
https://yabanna-yatsura.jp/

第一弾作品の対象映画館

TOHOシネマズ甲府(山梨) TOHOシネマズひたちなか(茨城) TOHOシネマズ宇都宮(栃木) TOHOシネマズ海老名(神奈川) TOHOシネマズ浜松(静岡) TOHOシネマズファボーレ富山(富山) TOHOシネマズモレラ岐阜(岐阜) TOHOシネマズ高知(高地) TOHOシネマズ長崎(長崎) TOHOシネマズ大分(大分) TOHOシネマズ橿原(奈良) TOHOシネマズ岡南(岡山) TOHOシネマズ緑井(広島) TOHOシネマズ福津(福岡) TOHOシネマズ光の森(熊本) TOHOシネマズ与次郎(鹿児島)

サービスの普及に期待。そして今後の課題

このサービスの背景として、全国にシネコンが増えたものの、大型メジャー作品中心の配給で、中・小規模な作品、非メジャー配給の作品が逆に地方で見れなくなってしまっているのを何とかしようというのがあります。

このサービス、キューティー映画が配給されるべきだと思っています。

キューティー映画の国内配給は昨年増加したものの、そのほとんどが東京中心の単館系公開でした。あっても大都市圏止まり。
映画館で見れない人はソフト化されるのを待つしかありません。
ソフト化のスピードは早くはなってきているものの、それでもタイムラグは本国公開から1年、下手すれば2年になってしまいます。
その時のトレンドを含んでいることが多いキューティー映画でこの「流れに乗るのが遅れる」ことは致命的です。
今回のようなサービスがあれば、より多くの人たちがほぼ同時に映画を見る事が出来て、話題にする事ができます。
話題になれば、より多くの集客に繋がる可能性もあります。

しかし今回のサービス、まだまだ問題点もあります。
地方映画館は地元の人たちとの密接な関係で成り立っています。そして映画館に足を運ぶ人はみんながみんな、熱心な映画ファンというわけでもありません。ふらっと映画館に寄って、面白そうな作品があればそのまま入る、地元新聞の広告を見て映画館に来る…という人たちも多くいます。

cueでは2010年に京都のシネコンでキューティー映画祭を開催していますが、映画を見た人の大半が、実はこういった層でした。
今回のサービスは、そういったライト層への宣伝展開が弱いような気がします。
地方シネコン、地方情報メディアとの、密接な連携も重要になってくると思います。

またドリパスのユーザー傾向も気になります。
ドリパスはサービス開始直後から注目していました。
ソフトスルーになる作品の期間限定上映などが出来れば面白いなぁ、そうなるとキューティー映画もたくさんかかるかもなぁ、と期待していたのですが、色々と調整や集客が難しかったのでしょう(硬直している業界で新しいことをやるにはほんと大変だと思います)。結局は上映しやすくて集客しやすいマニア向け邦画とアニメがほとんどとなってしまいました。現在のリクエストもほぼ全てアニメです。
そういう客層を集める作品ばかりになってしまうと、今回のサービスの意味が薄まる気がします。

と、色々書いたもののまだ始まったばかりですから、今後の期待の方が全然大きかったりします。
成功例をコツコツ増やして、サービスがより充実する事を期待しています。