Home Column 80年代の女の子向けアニメ実写化企画で『ステップ・アップ』シリーズ監督ジョン・M・チュウ監督が新しい試み

80年代の女の子向けアニメ実写化企画で『ステップ・アップ』シリーズ監督ジョン・M・チュウ監督が新しい試み

80年代の女の子向けアニメ実写化企画で『ステップ・アップ』シリーズ監督ジョン・M・チュウ監督が新しい試み
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jem-the-movie-jon-m-chu_00「トランスフォーマ」「マイ・リトル・ポニー」などのおもちゃメーカーハズブロが80年代に制作したTVアニメシリーズ「Jem And The Holograms」。それを『G.I.ジョー バック2リベンジ』『ステップ・アップ2』『ステップ・アップ3』の監督ジョン・M・チュウが実写にしようとしていますが、その方法が面白いので紹介します。


ヒロインの女の子は亡き父が残した変身機械でポップスター「Jem」に変身。同じく変身した友達たちとバンドを組み活躍するというお話。アニメは日本の東映動画が外注制作しています。その辺はトランスフォーマーと同じ流れです。

公式PVなのに途中からリズムがヨレヨレ(笑)

「Jem And The Holograms」リアル系でムードも大人びた感じですね。
日本では全く馴染みがないのですが、アメリカでは85年から88年まで放映され大ヒットしました。ハズブロの放送局HUBではいまだ放映中。おもちゃやゲームなどにも展開され、世代を越えてヒットしている作品です。
アニメとして見ると、時々日本のアニメーターが描いたっぽいカッコいいカットもあるんですが、全体に動画が酷くて…
jem-the-movie-jon-m-chu_01
同時期の85年というと、日本で放映していたのは「クリィミーマミ」から続く魔法少女シリーズ「魔法のスター マジカルエミ」。シリーズ最高峰の作画と演出の作品です。この時期、明らかにアニメ技術では日本が世界中で抜きん出ていました。

スーパースターの身分を隠し、普通の女の子との2重生活をするマイリー・サイラス出世作「ハンナ・モンタナ」は日本の「クリィミーマミ」をパクってると思っていましたが、アメリカ人にとっては「Jem And The Holograms」を思い出させたのでしょうね。

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監督ピーター・チェルソム

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「Jem And The Holograms」は劇中挿入歌のたくさんある音楽アニメです。YouTubeで検索すると大量に劇中歌のPVが出てきます。しかしなぜかサントラが発売されていません。どの曲も80’sサウンドでカッコいいんですけど。

「Jem And The Holograms」は、2010年にハズブロの『トランスフォーマー』『G.I.ジョー』を映画化したユニバーサルが映画化を企画しますが実際動き出す話もなく、そのままになっていました。
これを『G.I.ジョー バック2リベンジ』を監督しヒットさせ、ハズブロと関係が出来たジョン・M・チュウが実写化のため動きだしました。

彼はプロデューサーのジェイソン・ブラムとスクーター・ブラウンと共にTumblrにアップされた動画に登場。出演者募集を告知しました。
しかもそれだけではなくファンに映画化のアイディアやコスプレについても募集します。

Tamblerを使った公式サイト
これ、企画開発のマーケティングも兼ねていると考えています。企画時からファンを巻き込んでいくというのは面白い試みです。
プロット段階のストーリーでは、ネット上で話題になった女の子が姉妹と一緒にバンドとしてデビューして…というお話になっています。

ジョン・M・チュウは元々ダンス関係の人です。シリーズ化された初の『ステップ・アップ2』を成功させ、続く『ステップ・アップ3』ではダンス映画初の3D映画を撮っています。『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』も監督しています。

そういう意味では実写化すると音楽系キューティー映画となる「Jem And The Holograms」の監督には適任でしょう。
何となく雰囲気的にハンナ・バーベラの70年代アニメ「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘」をレイチェル・リー・クック主演で実写化した『プッシー・キャッツ』を想像するのですが。
[cptr]

ファンの支持の多いドラマの映画リメイクや、ファンが多いタレントや監督の新作を自由に企画する場合、ネット上で資金を集め、出来た映画はネットで公開するといった、ネットを使ってダイレクトにユーザーと繋がる手法が最近一般化しています。

クラウドファンディングでの資金集めやVOD配信などがそれですが、このように企画開発段階からの仕掛けは、さらなる新しい映画製作の形になるでしょうか?