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Woman In Gold

Woman In Gold
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Woman_In_Gold_posterナチスが接収したクリムトのによる肖像画「アデーレ・ブロッホ・バウアーI」の返還裁判をオーストリア政府に対して起こした老女と弁護士の奮闘を描く実話を元にしたお話。出演はヘレン・ミレン、ライアン・レイノルズ、ケイティ・ホームズ、タチアナ・マズラニー、チャールズ・ダンスほか。監督は『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティス。全米公開は2015/4/25~



オーストリアの画家、グスタフ・クリムトが1907年に描いた「アデーレ・ブロッホ・バウアーI」はウィーンにいたユダヤ系の金持ちの妻がモデルです。
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ナチスがオーストリアを占領した時、モデルの妻は亡くなっていて持ち主の夫は外国に亡命していました。絵はナチスによって没収されオーストリアにそのまま置かれました。
戦争は終わり、絵のモデルとなった夫人の「夫の死後、絵はオーストリアに寄贈する」という遺言により、絵はそのままオーストリアの美術館に所蔵されていました。

しかし2000年、絵の持ち主の姪であるマリア・アルトマンがオーストリア政府に対して絵の返還請求の裁判を起こします。絵の持ち主である夫は亡命先で亡くなる前に新しい遺言を残していて、そこには資産を姪や甥に与えると記していたのです。

マリア・アルトマンは第2次大戦時アメリカに亡命しロサンゼルスに住んでいました。オーストリア政府は絵のモデルとなった夫人の遺言をたてに、絵の返還に応じませんでしたが、80年代からコツコツと調べてきた結果、その夫人の遺言状が見つかり、絵の寄贈が絶対条件でないことがわかります。
そうなると、その後の夫の遺言が効力を持つことになります。
この時、彼女の弁護についたのがランドル・シェーンベルクでした。

この映画ではそんな2人が絵をオーストリア政府から取り戻すまでの奮闘が描かれます。
ポスターのデザインや予告編から、絵をオーストリア政府から取り戻すというよりナチスから取り戻す、というタッチになっていますね。

マリア・アルトマンをヘレン・ミレン、弁護士のランドル・シェーンベルクをライアン・レイノルズが演じます。共に実在の人物です。マリア・アルトマンは2011年に死去しています。

実際の2人です。
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後にマリア・アルトマンのもとに返還された絵は2006年、当時絵画の取引額としては最高の1億3500万ドルでNYの邸宅美術館ノイエ・ガレリエに落札されます。