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ファースト・ワイフ・クラブ

ファースト・ワイフ・クラブ
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『セックス・アンド・ザ・シティ』と『デスパレートな妻たち』を合わせたような作品…といっていいのかな?
とにかく出演者が豪華。

まず主演の3人は言うまでもなく、受賞歴も華々しい芸達者な女優さんたちです。
ダイアン・キートンとゴールディ・ホーンとベット・ミドラーがキャーキャー騒いだり、怒鳴りあったり、慰めあったり、歌い踊ったり…。こんな豪華な共演シーンの数々はそうそう見れません。

特にラスト、3人が白い衣装で歌い踊るレスリー・ゴーアの「You Don’t Own Me」が素晴らしいです。
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夫役はそれぞれキューティー映画でお馴染みの顔ぶれ。
スティーヴン・コリンズはダイアン・キートンと『恋とスフレと娘とわたし』で再共演してますし、ダン・ヘダヤは『キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!』でニクソン役を熱演、ヴィクター・ガーバーは『キューティ・ブロンド』の教授役愛人役。

さらに愛人チームにサラ・ジェシカ・パーカー、ヘザー・ロックリア。
2人とも今では映画やドラマで若い愛人と競り合ったりする役となりました。
サラ・ジェシカ・パーカーのセレブぶった演技は後の『セックス・アンド・ザ・シティ』の面影があります。

ラスト近く、3人は夫たちへの復讐を実りあるものにするため、夫たちに資金を出させてある事業を始めます。そのパーティに来ていた面子の中にカメオで本人役で出ている人が何人かいるのですが、それがなかなか凝ってます。
グロリア・スタイネムは有名なフェミニストです。自身でバニーガールに応募してクラブの実態を描いた「プレイボーイ・クラブ潜入記―新・生きかた論」が有名です。パーティでインテリアデザイナーのデュアルト役のブロンソン・ピンチョットに説明を受けていた女性です。

プレイボーイ・クラブ潜入記―新・生きかた論

プレイボーイ・クラブ潜入記―新・生きかた論書籍

作者グロリア・スタイネム

クリエーター道下 匡子

発行三笠書房

発売日1985-05

カテゴリー単行本

ページ数291

ISBN4837954138

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ニューヨーク市長を務めたエド・コッチこと、エドワード・アービング・コッチもいました。彼は1人で足なめ全身ショットがあります。彼はゲイです。『アウトレイジ』という議員の中にいる隠れゲイに関するドキュメントで色々語られています。

あと、3人を讃え励ましながら会場を後にするのが、大富豪ドナルド・トランプの元妻イヴァナ・トランプ。離婚の際、すっごい大金をせしめて自身も実業家として成功している人です。

映画は3人の様子がそれぞれ平行で描かれる前半はちょっと凡庸な構成ですけど、中盤以降、3人が共通の目的を持って行動し始めてから…つまり夫たちへの復讐計画を実行するあたりから、ですが…俄然面白くなってきます。テンポもいいし、なにより芸達者な人たちの芝居を見てるだけで楽しいです。

酒浸りのゴールディ・ホーンのゴミ箱が酒瓶だらけなのを見たベット・ミドラーにゴールディ・ホーンが「来客用よ!」と言い訳します。それに返すベット・ミドラーの台詞
「(お客は)誰?ガンズ&ローゼス?」
ガンズ&ローゼスは90年頭、バッドボーイのイメージの代表格であり、当時最も何かと話題になり売れていたロックバンドでした。
映画が公開された96年、ガンズからギターのスラッシュが脱退して、翌年バンド名がボーカルのアクセル・ローズだけのものになるんですよね…