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マイケル・ジャクソン「スリラー」が3D化され、ヴェネツィア国際映画祭で上映

マイケル・ジャクソン「スリラー」が3D化され、ヴェネツィア国際映画祭で上映
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マイケル・ジャクソンの傑作PV「スリラー」が3D化され、8月末から開催される第74回ヴェネツィア国際映画祭で『Michael Jackson’s Thriller 3D』として上映されることがわかりました。また貴重なメイキング映像も同時上映されます。


マイケル・ジャクソンの「スリラー」のPVは14分に及ぶ、当時としては通常予算の10倍を投じた画期的な大作PVで短編映画仕立てになっています。『狼男アメリカン』(1981)を観たマイケル・ジャクソンにより、監督のジョン・ランディス、特殊メイクのリック・ベイカー、音楽のエルマー・バーンスタインなど『狼男アメリカン』のスタッフが起用されました。共演のオーラ・レイがとってもキュートです。

1983年、「スリラー」はロサンゼルスの映画館で3週間公開され、全日ソールドアウトとなっています。後に短編映画としては史上初のアメリカ国立フィルム登録簿入を果たしています。

このビデオの凄いのは、マイケルがガイコツのような特殊メイクのまま見せ場となるダンスシーンを演じたことです。当時、歌手のプロモーション映像にも関わらず、見せ場でスターの素顔と魅力を前面に出さなかったのは画期的でした。ラストのマイケルの振り向きのカットも、マイケルの目の開き方を2段階にして、ラストの目の中の変化を表現しています。これはさりげないけど見事な演出です。
また「スリラー」の曲自体もPV用バージョンでイントロなど構成が異なっていて貴重です。
ただ「スリラー」は、その頃まだ巨額が投じられ大ヒットとなるPVのビジネスが出来る前なのでオーラ・レイ、ジョン・ランディス含めて、マイケルの死後もその配分などを巡って色々と問題となっていました(いずれも解決済み)。

「スリラー」の映像の復元と3D化は2014年から行われていました。足掛け3年となりますが、その間に技術の進歩に伴いバージョンがアップされていき完成に至りました。
映像はオリジナルの35mmフィルムを元に3D化。映像の修復・復元をレストアをいいますが、ジョン・ランディスによると、新たな編集などは一切行っていないものの、単なるレストアに留まっていないようです。楽しみです。さらにマイケルの歌はもちろん、効果音なども含めて音源を7.1チャンネルドルビー・アトモス化しています。

また今回、「スリラー」の撮影を追ったメイキング・ドキュメントで、VHS版にしか収録されず1990年に絶版となっている約45分の「Making of Michael Jackson’s Thriller」が同時上映されます。
このドキュメント映像はPVのメイキング映像としては草分け的な存在です。当時MTVとShowtimeがこの映像の制作費を負担し放映しました。PVとしては破格の製作費で作られた「スリラー」を補填するのに大いに役立ったそうです。

「スリラー」といえばキューティー映画では、80年代に13歳だった女の子が、心はそのままで30歳の大人になってしまった『13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ』のダンスシーンですね。

劇中で使われる80'sが豪華な『13 LOVE 30 サーティン・ラブ・サーティ』
アメリカでは興行成績1位を記録しているのですが、日本未公開でDVDスルーになってしまった作品です。 80's音楽は「キューティー映画ならこのアーティスト・曲でしょう」と個人的に思う人が全て使われてまし...

ヒロインのジェニファー・ガーナーが務める出版社のパーティがイマイチ盛り上がらず、ジェニファー・ガーナーが最新曲で盛り上げようとします。13歳のままのジェニファー・ガーナーにとっての最新ヒット曲は「スリラー」。最初は懐メロの「スリラー」に苦笑していた周囲の人達も楽しくなってみんなでスリラーダンスを踊りだす、という名シーンです。幼馴染役のマーク・ラファローのスリラーダンス、今やパフォーマンス・キャプチャーの第1人者となったアンディ・サーキスのムーンウォークも貴重です。

『Michael Jackson’s Thriller 3D』、ぜひシング・アロング版上映(マサラ上映)を実施してほしいですね。

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